日が空いてしまったが、この日のことは記しておきたいと思った。

コーヒーが好きになった1年目の2021年の年の瀬あたり。

スキルへのモチベーションが高かったこの時期に見た、働いているコーヒーチェーン内で行われたバリスタチャンピオンを決める大会の動画。

ファイナリストによる接客のデモンストレーション。

その場で一番好きな接客をしていた方に、コーヒーの抽出をトレーニングしてもらう機会があった。

いろんなコーヒーを抽出しては、互いに感想を共有しあった。

抽出する自分の手は緊張でやはり震えていた。

その後、抽出のテストもその方にしていただいた。

緊張で頭が真っ白になりながら、抽出するコーヒーの品種や精製方法をプレゼンする。申し分ない評価をいただけた。

3年間尊敬し続けていた人との、そのような機会。

3年前の自分はこんなことになるなんて想像にもなかったし、この３年間やってきたことは間違ってなかったんだと再確認できた。

一つずつ、1杯を享受する側から提供する側へと変化している気がする。

その実感をつかんだそんな日だった。

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