4月20日 土曜日 快晴

 今日はコインランドリーで書いている。時刻は午前0時を回ったところだ。近くのコインランドリーは午前1時に閉まるため、滑り込みという形になる。どうしても今日洗濯したかった、というのも明日は新しいバイト先での初出勤。洗濯した服で出勤したかった。洗濯は好きな柔軟剤が使える家で回す。ただそれだと明日の出勤までに乾かないから、コインランドリーで乾燥させるといった具合だ。

 普段はコインランドリーで本を読むのだが、こちらも滑り込みで今日の記録を残しておこうと思い、いまスマートフォンで文字を打っている。なんとか3日坊主は免れた。

 今朝も快晴、窓の外は明るかった。2日連続である。ただ昨日と同じく気温は低く、肌寒く感じたので、前日仕込んだコールドブリューの出番はないかなと思いながら、シャワーへ向かった。あと2時間ほどすれば漬け込んでから12時間が経過する。

 シャワーをあがると、体感温度はシャワーに入る前より高く感じた。これならコールドブリューも美味しく飲めるだろうということで満を辞して、ブランチプレートの作成に取り掛かる。

 前から朝にトーストが食べたいと思っていたものの、うちにはトースターを置く場所がない。フライパンでできるかなと思い調べてみると、どうやらできそうだったので、昨日買って帰った食パンで挑戦してみることにする。まず両面にバターを塗る、片面を押し付ける形で蓋をしながら弱火で少し焼く。少し焼け目がついたら、ひっくり返して、軽く焼いたベーコンととろけるチーズを乗せる。とろけるチーズがとろけて、裏面に焼け目がついたら皿にあげて、目玉焼きを作成、トーストにのせる。初めてにしては、上出来だった。サラダとヨーグルトを盛り付けて、完成。

 コールドブリューは、注ぐだけ。これが地味にありがたくて、ドリップをする場合、コンロが一口しかない我が家では目玉焼きを作ってから、湯を沸かし始める。ドリップし終わってさあ食べようという頃には目玉焼きは冷めている。温かさが命のトーストなら尚更、温かいうちに食べられることがありがたい。

 コンロが一口しかない場合、温かい方が美味しいご飯と、コールドブリューは合うのだな(風味とは別の意味で)と思った。ある意味、ペアリングの発見である。またコールドブリューの良い点を見つけてしまった。

 ホットのコーヒーには温度による風味の移ろいが感じられる。アイスの場合、温度は一定だが、濃度感という形でそれは感じられる。氷が溶けることによって、徐々に薄まっていく。それによるボディ感の変化と、ボディ感に伴った感じ取りやすい風味の変化。

 今日のエチオピアのコールドブリューは最初かなり甘めのみかんっぽさとシロップらしいボディが感じられたが、濃度が薄くなるにつれて、ティーライクなボディとジャスミンのような花のような繊細なフレーバーが感じられた。美味しいホットコーヒーは冷めても美味しいが、美味しいアイスコーヒーもまた、薄くなっても美味しい。

 今日もコールドブリューをタンブラーに入れて大学に行ったが、タンブラー内で氷が踊るカランカランという音。歩くたびに聞こえるので、気持ち涼しく、歩くのが楽しかった。

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