公募の募集要項&エタらない小技
公募への応募が無事に完了できてほっとしている今日この頃です。
同じ公募に出されている他の作品のあらすじをザッと読んでいるのですが、募集要項の「1200文字程度のあらすじ」が無い人、あらすじがあっても文字数が足りないのでは? と言う人をままお見かけします。
又、公募のあらすじと言うのは「物語の結末まで書くもの」と伺っているのですが、最後まで書いていないものもチラホラ。
これは募集要項に違反するのだろうか。それとも「程度」なのでそこまで重要視されないのだろうか。
そんな所も気になっている今日この頃です。
私の作品はと言うと、なんというか「とりあえず出せて良かったね!」という感じなので、選考通過は無理そうなのですが……
(なんか……ファンタジーの募集に対してホラーになっちゃったって言うか……)
……とりあえずアレです出せて良かった!
――――――
さてさて。
長編の物語を書いていると「同じ様な文章が続いてしまう、どうも文章が自分の型にはまってしまう」みたいな現象に悩む事があります。
このエッセイもそうですね。
幾つも記事を書いていると何となく文章のクセが出てくるというか。
別に悪くは無いけど自分の中でつっかえ棒みたいになって、前に進めない。
そういう時に「型破り」をする方法があります。
小説を書く時も、文章が詰まってしまって先が書けなくなったり、なんだか進みが悪くなると多用する方法です。
ズバリ。
「あいうえお作文」
――――――
「あ」くる日もあくる日も文章を書き連ねている私ですが、やはり自分なりの「倦怠期」や「書けない日」なんてものもあります。
「い」ちおう、連載している「スカイハイアンドアンダードッグ」は、週に一回更新、別サイトでは毎週土曜日更新としているものですから、「スランプで今週書けないわー」というのは自分の中でご法度となっています。
「う」つくしい文章が書けない。そう悩んでいても仕方ありませんから、兎に角話を進めなければならない。幸いプロットはありますから、兎に角キャラクターに動いてもらって、拙いながらも話を前に進めていくわけです。
別に後で調整したっていい。まずは骨組みだけでも書き上げてしまう。後で肉付けするなんていくらでも出来ますから、兎に角間に合わせる。話を書いて前に進める。
「え」いきょう力のある作品でなくても、読者が少なくても良いのです。ほんの少しでも読んでくださる人が居る。その方への敬意と感謝がありますから、土曜日にお話を更新する。その約束の為に、こういう「あいうえお作文」みたいな手法を用いて、ポンコツな頭に鞭を打ち、無理やり話を書くこともあります。
「お」分かりいただけましたでしょうか?
別に「あいうえお」じゃなくたっていいのです。「さしすせそ」でも「まほうしょうじょまどかまぎか」でも良い。
とりあえず最初の一文字があれば文章を始められる。始まれば書ける。書けば終わる。
最も、あくまでプロットがあるから出来る手段です。自分で回収できない程大きな風呂敷は作品がエターナルに完結しない危険を大いにはらみます。
だからざっくりとでもプロットは立てた方が良い。特に長編に関して、読んでくださる方への敬意があるなら、物語の設計図はあった方が良いと私は思います。
――――――
こんな感じで「あいうえお作文」を書いてみましたがいかがでしょうか。
こいつあいうえお作文してやがる!
と思われますと少し恥ずかしいので、小説を書いていて突っかえてた時、とりあえずあいうえお作文で書いてから「肉付け」であいうえお作文の痕跡を消したりしています。
お話の流れはちゃんとあるのに、続きが書けなくてエタりそう!
そんな時は是非是非「あいうえお作文」をお試しください。「たちつてと」でも「ポッキー美味しい」でも良いのです。
小説は書いたもん勝ち、長編は完結出来たら大勝利。
行き詰まってしまった時のひとつの手段として、是非是非お試しくださいませね。
宣伝
エタらせませんわよ……!
スカイハイ アンド アンダードッグ https://kakuyomu.jp/works/16818093073944114387
自称代表作ジゴクノカナタの前日譚。
高校生の男の子が社会人のお兄さんと仲良くなりたいお話です。
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