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飾はとりあえず心配させてもしょうがないので霰にはそのみみとしっぽは誰にもみえていないからそのまま普通にしばらくの間、生活をするように、と言って急いで東雲神社に帰ることにした。(霰は一人にしないでよ。泊って行って。と泣きそうになりながら言ったのだけど、だめと言って帰ってきた)飾のことを玄関まで霰は送ってくれたのだけど、ちょうどそのときに奈緒も帰る時間になって樹と一緒に部屋からでてきたところだったので、霰は奈緒を玄関まで送っていくと樹お兄ちゃんに言って、二人と一緒に玄関までいった。
「樹。今日はありがとう。霰ちゃんもまたね」と笑顔で手を振って奈緒は木立家から帰っていった。(霰は樹の背中に隠れるようにして、奈緒とそれから奈緒のうしろにいる飾にばいばいをした)
ドアが閉まると、霰はそのまま自分の部屋に戻った。(それから霰はまた鏡の前に座って自分の猫の耳としっぽをみる)
とりあえず、鏡を見ていてもしょうがないので、いつものように生活をすることにした。
部屋から出て台所にいくと、晩御飯の用意ができていた。「食べてもいい?」とお母さんに言うと「いいよ。先に食べちゃって」と言ったので、椅子に座って晩御飯を食べる。
晩御飯はご飯とお味噌汁と卵焼きと焼き鳥だった。(すごくおいしかった。猫耳としっぽが自然とゆれている)
ごちそうさまでした、をしてから、霰はお風呂に入ることにする。
普段はない猫耳としっぽがあるので服が脱ぎずらかった。とくにしっぽはスカートから生えているようになっていたので、どうしようと思ったのだけど、無理やりぬいでみると、すぽっとスカートを通り抜けるようにして服を脱ぐことができた。(よかった)
脱衣所で裸になるとお風呂にはいった。(あったかいお風呂はとても気持ちよかった)
「ふー気持ちいい」と独り言をいったあとで霰はお風呂の鏡をみる。そして霰はびっくりした。
そこには、猫の耳だけではなくて、猫のひげが(三本ずつ)ちょこんとのびている自分の顔が映りこんでいたからだった。
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