十八章 大学三年目になります。

 大学三年になった。三年目も特に変わり無い、まあ、こなれたというかより、二年の頃よりも一層不真面目になることが出来た。自身の成長をこのやうに実感しています今日此の頃であります。

 相変わらずサークルの二部モダンジャズ研究会では自分のソロは上手く弾けないし、成績も変わらない程度にこなしている。まあ、ペンタトニック一発のジャスライフである。あくまでもポリシーだ、あくまでも。

 一浪して明治に行った高校の同級生のモッツァレラ氏は俺が単位を全部撮ってるから凄いのだと。

本人は、

「単位取るのに苦労しております。退学しようかとかを、窓口に相談してる。」

だそうな。深刻そうだった。俺は楽な授業を選んで履修しているし、同級生の友人の樋熊からの情報も素晴らしかったし、卒業は余裕過ぎるほど。

 富畑君は、俺の大学の二個先輩だったが卒業して神戸に就職した。司法書士を目指しながら働かせてくれる職場だとのこと。富畑君はキャンパスも、同じだったので、たまにエンカウントしていた。図書館とかで。

 相変わらず、友人の顔ぶれは変わらず、学部だと、樋熊、オジー、柏丸、天王、と言ってい無かったが畠峰はたけみね君がパーティに加わった。

柏丸さんは、樋熊、畠峰とも友達だ。オジーも樋熊、畠峰と友達。この三人は俺と柏丸さんとは別の文芸コースで同じ。

 天王さんは、ピンポイントの友達だ。共通の友達はいない。

 最近俺の地元に来るのが、オジー、樋熊、畠峰。泊まりだ。家は八畳位リビングがあるので大丈夫。

 そもそもオジーは一年の体育で知り合った。選択科目で一緒で苗字が変わっていたのであだ名がオジーになり、そこからだ。

 畠峰とは授業をサボりオープンしたてのクリスピークリームドーナツに行き、キャンパスに戻り、無料配布を柏丸さんにしたりした。遊んでいないといい創作は出来ないからね。

「クズだろうな。俺達。」

「まあ、豊かな精神性の表れ。」

あはは。この畠峰は、謎に池袋以外の場所での共演NGを出している。ブクロのシェーキーズ大好きか!何か皆で遊びに行くときブクロなら俺はトゥギャザーするって奴。風水か。霊脈か?

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