第2話 休みの日に

休日に、お使いに行き家へ帰ったあと、なんとなく家の中に緊張感が走っています。


父の体調が芳しくない。父はテレビを見つつも体調がおかしいことに悶々としていたのか、病気のことでも考えているのか、上の空でした。


ですが夕方になって階段の一段目に座り込みます。


「足が痺れる。なんか動けない」


その時の緊迫感は異様なものでした。


なにがあっても救急車を呼びたくない両親は、タクシーを呼ぶことに。


タクシーに母が付き添い、父と病院まで行きます。


父はタクシーにはなんとか乗れました。


検査があるというので、しばらくして母が帰ってきました。


ですが、病院で父から母に送られたメールには、「足が動かない。トイレが間に合わない」


ときました。


なにが起きたんだ? と私は内心でパニックになっていました。


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