第4話 迷惑な存在

いもうとはちょくちょく、友達も連れて

遊びにくるようになってしまった。


私は正直、あの女に関わりたく無いから迷惑な気持ちだった。


ある時、お弁当の話になった。

「あのクソババアなんか、朝も寝てるしさ、

お父さんがお弁当作ってくれてんだよ。

母親じゃないよ、あいつは。」

いもうとがそう話した時、私は驚いた。

あの父が朝早くに起きて、いもうとのお弁当を作っているのか、、。


「へぇー、お父さんがねぇ、、。」

と生返事を返すと


「あー、そーいえばさ、お父さんが

ねえちゃんはお弁当どうしてたんだろ?全然、覚えてないけど、どうしてたんだろなぁって言ってたよ。」


そうかぁ。

お父さん、あの時、私はいたのに見えてなかったんだねぇ。

透明人間だったんだねぇ、わたし。


だからと言って、深く傷ついた訳でもなかった。

そうだろうとわかっていたから。

いもうとへの嫉妬の気持ちもなかった。

私は実の子供って感じじゃないんだろから

仕方ないよなぁ。


いもうとが私みたいにお弁当で困ったりしてないなら

それでいいんじゃない。

そんな感情。

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