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かなり肝臓を食べ過ぎて、ブクブク太った僕はセイウチ。湿った肌が乾かないように、急いで山を、降りていく。去り際に見た男の体には傷1つ無く、神々しいほど完璧だった。その男はすくりと立ち上がり、僕のことを追いかけてきたのだ。
「僕の肝臓をたらふく食いついばみやがって!」
そうだよね、他の動物を食べることって、
怒られたり恨まれたりしても、仕方の無いことなんだよね。食べ物の恨みも怖いし、食べられた者の恨みも怖いんだ。
僕はあっという間に追いつかれて捕まった。松明を皮フに押しつけられて、ジュッと音を立てて燃える体はドロドロに溶けてヒレ消えた。
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