6-(2/7)無重量とコンタクトレンズ
(備考)
割と好きな回になったので、これの次の回も勢いあまって今日投稿します。
それはそれとして、毎日エッセイ書いてます。助かるかもしれない運転、ってタイトルで作品欄にあります。
(以下、本文)
最終日から一晩が経ち、目が覚めた時には備品もマットレスも全てが〝バラバラ〟になっていた。天井に頭をぶつけた僕は入り口ドア横に設置されたモニターに気付き、慌てて〝天井を蹴って〟壁に近付く。
「動けるか?
「ありがとう、今……外に出る」
考えてみると、僕が〝無重力〟を体験するのも人生初である。
「止めなくてもさ、いいだろうに」
「そういうな
原理は分からないが、衛星内を地球に近い環境へと整える
「ざっこぉ、ふらついちゃって〜? 泳ぐみたいなものじゃんね? できないのぉ? なっさけなぁ〜」
さすがは経験者と言ったところか、
「そういえば
「その前に君は〝目〟を治せ」
「どこまでもざぁこだよね、
また、会議室と食堂や私室からなる
「洗ったら、先に〝廃棄〟も済ませるよ」
「私物を忘れないよう注意しろ」
「私はそろそろ準備しよっかなぁ。またね」
茶色く濁った不味い水が、そのまま
参加者はいつでも
部屋の〝廃棄〟ボタンを押した僕は、もう入りなおすことが不可能となる。壁に埋め込まれていた
「決めたよ、
「考え直すつもりはないのか? 君の身柄を保護することも可能だ」
一晩考えた末に出した結論を告げると、
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