5-(7/7)殺戮者の独白
『普通あそこで
『騙らないだろ?』
『はー、つっかえ。
『まあ分からなくもないよ、私が処刑されてたかもしれないし。
三人目こと
『でも別にいいんだよな、私処刑されても。殺しとけよ』
僕は、思わず息を飲む。
『勝てよ最善の策使ってさあ処刑されてんじゃねえよ落とせよ衛星をあの国に死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね』
まるで、別人。
何が彼女をここまで駆り立てていたのか。
『明日は殺す絶対殺す純東亜人は死ね全員死ね特に
『本当は
突然、僕の名前が出てきた。
『なーにがスラムだよ巻き込まれました被害者ですみてえな顔しやがって最悪飢えたら国に尻尾振って東亜保障受けれんだろ病院だって使えんだろ恵まれた立場にいる自覚ねえのかよカスがよクソ深川死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね』
口調の荒さには目を瞑りつつ、僕の立場は確かに
スラムとは言えども健康保険や……飼い殺しとは言え生活保障は存在するし、怪我や病気にかかれば医療機関に駆け込むことも可能なのが僕だ。そして、文脈から察するに早乙女は純東亜人と僕や御劔に相当な憎しみを燃やしていた。
続きを読み進めるのが、怖くなる。
*
「なあ、
「なんだ、深川は閲覧していないのか?」
「言っちゃ悪いけどさぁ、ありふれた僻み妬み恨みつらみだよねぇアレ」
母親は心を病んだ上に搾取を受け蹂躙という仕打ちを受け死亡、早乙女の弟もまた虫ケラのように扱われ嬲り者にされた末に行方不明。
全て、
被差別階級アジア系移民でありながら純東亜人として振る舞っていたのが
「前の日に名指しで書かれてたのはクるかもだけどさぁ、それで
返す言葉もないが、あらゆる物事に怒りが湧く。
まず真っ先に
参加者の精神性にも僕は共感できない、特に
慎ましく生きれば一生の生活が保証される額だ、そのチャンスがあるのにむざむざと、あんな穏やかに?
僕は僕自身にも
死の恐怖から解放され熱が冷めたからこそ、生じた感情なのかもしれない。
宇宙開発資材衛星を改造した〝会場〟は、生存者を地球へ帰還させるために軌道エレベーターへ移動を続ける。
(備考)
エッセイのマイブームが来ていて衛星墜落論戦のストック増えないのでエッセイ禁止にしようか迷ってます。
衛星編のあと最低3戦の人狼ゲーム予定でしたが、たくさんやりたくなって10戦以上に増えました。
拳銃射殺論戦だけで4戦書き終わり、全て(僕としては)執筆してて楽しかったです。
新規キャラクターの名前や設定増やすのが辛い、人狼ゲームの配役や内訳よりも人物名称の方が頭を抱える……
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