総括
いにしえからの血統を大事に守ってきたエディタであるVimについて僅かなトピックを紹介しました。
本来のVimが秘めた暗黒の力はこんなものではなく、紹介したいトピックが山ほどあるのですが、その中の一分野だけでも本が一冊出るほどリッチな内容のため、諦めることにします。
最後に、 Vimのメリットとデメリットを、紹介しきれなかった分も含めてまとめておきましょう。
メリット
・ 人間が文章を書く際の思考と同じパターンで編集できる
・ 「対話」するように文書を編集できる
・ 慣れると、ホームポジションから手をほとんど動かす必要がない
・ カーソルの移動が多様かつ強力
・ コマンドを駆使することで強力な編集が可能
・ ユーザが多いため、やりたいことは大抵誰かが先にやっている
・ カスタマイズ性が高い
・ (上2つに関連して)プラグインが豊富
・ どんな環境でも(AndroidやiOSでも)使える
・ 老舗エディタなので、安定感がある
デメリット
・ 学習コストが高い
・ 老舗エディタなので、ソースコードへ踏み入りにくい
・ 設定ファイルを書くのが楽しくなり、執筆時間が減る可能性がある
・ 慣れるとVimキーバインドがない世界への失望と苛立ちに悩まされる
・Vimを称えるためには、この世界のあらゆる言語の全てをあわせても単語が足りないことに気がつく
デメリットの後ろ2つと、 3つ目の半分ぐらいは冗談半分(つまり、一割二分五厘冗談)ですが、学習コストは正直に言うとかなり高いです。
ですが、手に馴染めば使いやすいエディタですので、読者の皆さんにも是非半月ほど我慢して挑戦していただければと思います。
結論として、 Vimはいいぞ。
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