第34話 今夜は寝かせない

試合が全て終わりエルメスは帰ってきた。

魔王と話していたらしい。

その後は自分の部屋に帰って自由時間だ。


ゆっくりしていようと思ったのだが…


「アビスー!私が来たよ!」


「アビスさん私も来ました!」


「二人とも…」


二人が来てくれた。寂しかったのでまぁ良しとしよう。


「ほいほい、アビス、ベッドカモン。」


「ちょっとーアズサさんもうちょっと端っこ寄って下さい、狭いです〜」


「大丈夫だって。アビスは私達の胸の間で寝かせればいいし。」


「確かにそうですね。という訳でアビスさん一緒に寝ましょう。」


「いや、そんなの寝れるわけないでしょ?」


「でも王都の方の寮にいた時は毎晩のアレで疲れ切って私達の胸の間で寝てましたよ?」

 

「えーー恥ずかしいなぁ…」



「サーヤ、やっちゃって!」


「はい、そうします。いつまで経っても入って来てくれなさそうですし。「催眠」」


「あれ?体が勝手に…?」


そのまま何故か私の体はベッドにダイブした。


「アビスさん、苦しかったら言って下さいね。とまぁこれはサキュバス種の能力でして色々こういう効果あるんですよ?アビスさんが毎晩気絶しそうになるのを止めたりしてましたから。」


「フガフガ。」


「なんて言ってるか分かんないですね。」


「まぁアビスが悪いということで。」


そのまま二人は私の服を脱がせ始める。

手は抑え付けられるし足はサーヤの足がガッチリ掴んできているので抜け出せない。


「アビス…言ったよね、今夜は寝かさないって。」


長い長い夜が始まった。






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