第18話 神装訓練
「アビス!心配したんだから!」
「ごめんごめん。無事だよ。」
そもそもの話あの程度の怪我は魔力で治癒できるしね。
というかこの会話デジャブな気が……
いや考えるのはやめとこう。
「でも決闘で勝ったんだからアビスの序列は5位って事にならない?」
「あ、確かに。」
「アビスさんは凄いですね…私なんかと違って。」
「良ければ魔力の扱い方とか剣とか教えてあげようか?」
「良いんですか!?」
「勿論いいに決まってるじゃん。」
「えー、私もー!」
「はいはい。」
三人は自覚していなかったが序列が最下位に近いのにトップクラスの王女や王子を倒したことによって学園での噂や教師陣の焦りは留まることを知らなかった。
◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️
「今日から神装の授業をしていく。」
あのローゼ王女との決闘以来異常なまでに向けられる視線やこちらを値踏みしているかの様な
視線に晒されつつ日常生活を送っていた。
ローゼ王女とあれ以来関わってはいない。
もしかしたら何か仕掛けてくるかもと思ったいたけどそこまでモラルは終わってないみたいだ。
あれから普通の日常に戻った。
まぁ毎晩アズサが私を求めてくるんだけどね。
それは嬉しいのでよしとしよう。
普通の日常と言ったけど普通じゃ無い事があった。それがサーヤだ。最近剣を教えたりしてるんだけどかなりボディタッチやスキンシップが多くなっている。一緒にいる時間が増えたせいか私達とは打ち解けているんだけどその代わりにこれだ。
サーヤの事は別に嫌いでは無いしどちらかと言えば好きなのだがその…ね。そう言うことはもう少し仲良くなってからというかね、うん。
「アビスさん、この質問を答えて下さい。」
「あ、やば聞いてなかった。サーヤ、助けて。」
「もうアビスさんったら。この答えは「自身の魔力と問いかけ神装発現させる」ですよ。」
「自身の魔力と問いかけ神装を発現させます!」
「よくできました。ですが話は聞く様に。」
「はい、すみません。」
バレていたみたいだ。
道場にやってきた。ここで神装習得の訓練を行うのだと。
「それでは自分の魔力と対話をしてみて下さい。」
いや、丸投げかい。もうちょいコツとか無いのかな。
「サーヤ出来る?」
「いや‥私も初めてなので多分出来ないです。」
「やっぱりそうだよね。」
まぁやらないって訳にもいかないし一応やってみよう。
自分の魔力に集中っと。
私が魔力に集中すると…
「あれ?ここはどこ?」
何故か見知らぬ土地に立っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます