第9話 パピ対ジュエル
「よいしょ よいしょ・・・」
ジャッジメルスはレオナにより拠点を破壊され、引っ越し作業を進めていた
「ジュエルさん!遅いですよ!」
レオナはスピーディーに荷物を運んでいる
「あんたのせいでこんなことになっているんでしょうがー」
ジュエルは半ギレのようだ
「まぁまぁ・・・レオナも悪気があったんじゃないんだから・・」
シドルはジュエルをなだめる
パピたちジャッジメルスが引っ越してきたのは王都の中心地にあるギルドタワーとよばれる場所である。もちろん、お金があまりないので低層階である
「これで終わりだな・・・それにしても、よくこんな建物にうちのギルドみたいな弱小ギルドを入れてもらえたな」
パピは不思議そうにシドルに聞く
「なんでも、王都ナンバー3ギルドのレオングリフィーとナンバー5のアストロビーが合併して空きができたらしい。んで、空きのひとつが小さすぎて全然使ってもらえないからうちに使ってほしい良さ。しかも結構安値で」
「そういえば、この建物にバトルフィールドがあるでしょ・・・低層階用の」
「そうだが、どうしたジュエル・・・お前まさか戦いたいのか」
「パピ、そのまさかよそのまさか」
「いいですね。このレオナ、今のままではただの酒飲みですから、ここで実力を見せてあげましょう」
「よーし、じゃあ決まりね・・・シドルー、いつならいけそう?」
「明日の昼ぐらいなら空いてるぞー」
「じゃあそれで!よーし、ジャッジメルスの実力ナンバー1をきめるわよーーーー」
ジュエルはやる気満々のようだ
_次の日_
「ジャッジメルスナンバー1決定戦開幕――――」
サチコさんは司会をしている
「出場選手――――。
いちばーん・・・ジュエルーー
にばーーん・・・パピーーーー
さんばーん・・・レオナーーー
よんばーん・・・タンパクーー
ごばーーーん・・・シード枠――――シドルーーーー
「一回戦、パピ対ジュエル、よーーーーーい・・・・・はじめ!」
「もらったぁーー」
勢いよくジュエルは飛び出す
「ファーストマジック・リーフベルザ!」
「こっちもやってやるよ、セカンドマジック・アットミックファイアー!」
「ぼっかーーーーん」
「きゃ!」
「おーーーーっとーーーージュエちゃんに激しいダメーーージ」
「もーー、やったわねーーーー」
「ジュエちゃん選手、まだたおれない。すごーいジュエちゃん
司会はジュエルよりのようだ
「こうなったら、弓でチクチクやってやろうじゃないの」
「パシュ、パシュ」
ジュエルはゆみでチクチク攻撃している
「馬鹿なのか、ジュエル・・・こんなもの魔法でやってやるよ。見とけよこれが・・・・バイトで稼いだ金の力ぁーーー
サードマッジク・エレキストライク」
「なんとぉーー、パピ選手全身に電気をまとい、ジュエちゃんーのほうへーーーー」
「いやぁーーーー」
「試合終了!勝者、パピーーーーー」
マテリーストーリー ニシペイ @aseti
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