第2話 最初のギルド
時は760年
パピは17歳になっていた。そして今日は初めて王都オルカラにきた
理由はそう、オルカラに伝説のマテリーが一つあると聞いたからだ。伝説のマテリーの一つ“神秘のマテリー”は王都一のギルドに与えられている。今の王都一のギルドは“シャイニングレター”らしい。
「お客さん、剣士だね・・・回復のマテリーはいかがですかー。マテリーを武器につけないと魔法すら使えないタダのゴリラですぞ」
(やっすいマテリーだな・・・あんなマテリーを武器につけて全部のMPを使っても、HPの一割も回復できやしない)
「いらないですよ。ははは・・・。ではまた」
パピは気持ち早歩きで去っていった
「うわぁーん」少女の泣き声がした
パピは咄嗟に剣を抜いた。
パピと男の剣は交わった。男の剣はゾウと同じぐらいに重いように感じた。
パピはあっけなく負けた。
竜に古郷をやかれてから10年修業したパピは絶望を感じた。王都にはこんなにも強い剣士がいる。そして、その剣士でも竜には遠く及ばない。自分は何のために修行したのか・・・それすらわからなくなった。
「オイ、青年。いまのけんよかったなぁー。どこのギルドの下っ端だ?あーすまない俺はシドルだ。で、どこのギルドなんだ・・・うーーーーん・・・」
「どこにも入ってないよ」パピは下を向いて答えた
「そうかそうか。おまえどこにもはいってないのかぁ。ん・・えーーーーーー。まじかーーそうかそうか。きったぁーーー」
おとこはうれしそうに手を挙げる
「うちに入れ。うちはいいぞー。まずなぁ・・・・・・・・・・・・・・」
長すぎて何も話しは覚えていないが、いつの間にかギルドまだ連れてこられてしまった。
「ここが俺たちの“ジャッジメルス”だーーーー」
(ここで“シャイニングレター”が来ると思ったのは俺だけだろうか)
「まぁ、まだ俺とサチコそしてタンパクしかいないが、王国一のギルドになる予定だ。がーはっはっは」
「目的は何ですか。王国一の目的」
パピは真剣な眼差しで聞いた
「そりゃあ・・・なんかおもろいだろ。がーはっはっは」
(まあとりあえずここにはいってみるか。どうせ今、シャイニングレターに行ったところで伝説のマテリーどころかクズすら使わしてもらえない)
パピはとりあえずこのギルドに入ることを決めた
(とりあえずだぞ。とりあえず)
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