第6話 依頼書
「ここは受注所よ。仕事が欲しいときはボードに貼られた依頼書の中から好きなものを選んで私に持ってきてね」とジーラはいった。
「お兄さま、早速仕事しましょう」とロベリア。
「気が早いわね」ジーラは苦笑して、「書類が決まったら、詳しい任務の説明をするわ」といって、勘定台に戻っていった。
ルークはボードを眺める。パンクラトフ最大勢力のギルドだけあって、依頼書の数は膨大だった。巨大なコルクボードからはみ出して、壁に貼られているものもある。
「ロベリア。なにを選ぼうか」僕は尋いた。依頼の内容は様々だ。魔物討伐から資産家の警護、その子供のお守りまで。
「これがいいですわ」とロベリアがボードから剥がしたのは、
「盗賊の、身柄拘束?」
「
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