連続テレビ小説『へしこ』

わらわら

あらすじ

 舞台は福井県嶺南地方の漁村。時は平成。


 福井県の伝統料理“へしこ(鯖をぬかに漬け発酵させた料理)”の生産工場を営む家族のもとに養女となった《ヘシコ(芦田愛菜)》。


 ヘシコの養父(阿部サダヲ)はヘシコにへしこを好きになってもらうために、毎日へしこを食べさせる。


 しかしへしこはしょっぱい。子供の味覚には合わず、ヘシコはへしこが大嫌いになってしまう。


 家を飛び出したヘシコは隣町にある生家まではるばる歩いていく。生家には自分の母親が暮らしているはず。たどり着いた生家は空き家となっていた。何でも母は夜逃げをしたらしい。


 呆然とするヘシコ。自分の居場所はどこにもないと絶望したその時、養父がヘシコを探し出した。ヘシコはへしこを二度と食べさせないことを条件に養父のもとへ戻る。


 それから年月が経過した。大学生となったヘシコは東京のFラン大学でヤリサーのコンパに参加。そこで初めて酒を飲む。こんなに旨い飲み物があったのかと驚くヘシコ。チャラ男たちに勧められるままに酒を飲みまくるが、一向につぶれないヘシコ。ヘシコは天性の酒豪だったのだ。


 業を煮やしたチャラ男(鈴木福)はついに日本酒をヘシコに勧める。日本酒を一口飲んだヘシコの脳裏に幼いころに食べたへしこの味がよみがえる。ひょっとしたらへしこと日本酒は合うのではないか……無性にへしこを食べたくなったヘシコは日本酒を盗むと追いすがるチャラ男を押しのけ福井行きの電車に乗る。


 北陸新幹線が敦賀駅まで延伸したおかげで思ったより早くふるさとに到着したヘシコ。


 へしこ工場の玄関を潜るや出荷前のへしこを横領し、酒盛りをはじめたヘシコ。盗んだ日本酒と横領したへしこの組み合わせはバツグンだった。幼いころあれだけ嫌ったへしこがこんなに酒と合うとは。涙を流して感動するヘシコ。


 そんなヘシコを養父は激しく叱るのだった。


 未成年で飲酒をし日本酒を窃盗しへしこを横領したヘシコは大いに反省し、心を入れ替え学業に専念することを誓う。


 大学卒業後、ヘシコは就職する。学生妊娠と結婚および離婚を経験したヘシコの生きる道……それは水商売の世界であった。


 辛いことがあっても明るく逞しく生きていくヘシコの物語はどんな結末を迎えるのでしょうか!


 連続テレビ小説「へしこ」。

 どうぞご期待ください!!




 




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連続テレビ小説『へしこ』 わらわら @highchine_haiba

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