第4話 マルチタスクは悪!でも……

 人間の脳はマルチタスクができない

できているように見えても、高速でシングルタスクをカチカチ切り替えているだけで、ひとつひとつの作業への集中力は格段に落ちている。


 これは昨今の脳科学などの分野では常識とされ、そうだと私も実感している。マルチタスクは要領よくやっている気分になれるが、実際に片方への集中力が上がり始めると、もう片方はおそろかになる。

 動画を聞きながら片付けをしてる時、この物をどう断捨離するか、片付けに本気になりはじめたら、内容は耳を通り抜けていく。


 だがそもそも、行動を始めたときの自分の意図を思い出そう。別に両方を素晴らしい出来でこなしたいわけじゃなかったのだ。

「掃除は楽しくないので、せめて楽しい動画を耳で聞くことで、やる気を底上げしよう」

 この目的は十分達成していると言える。動画はおろそかになったが、必要ならリピート再生すればいいだけだ。


 つまり2つを同時にこなせはしないが、スイッチを切り替える事が前提のマルチタスクは良いというのが私の結論だ。


 この場合はタスクAとBの組み合わせが大事だ。


 ストレスがかからない、楽しいだけ、すぐできる好きなこと

 大変だからおっくう、でも始めたら熱中できる、必要なこと


 楽なタスクをはじめたタイミングで、大変なタスクを同時に起動するのを、習慣のスイッチにまで出来たらかなり勝ちだ。


 私の場合はyoutubeつけたらクリスタも起動するのが習慣になっていて、それがお絵かきを継続できている理由だと思う。


 とはいえ、シングルタスクで超集中できるのが、最も望ましい。強い気持ちで大変な作業に取り書かれるようになりたいものですね。









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