第3話 【創作論】プロットはシーンで作れ


 創作論タグを付けているので、早めに創作に関しての話もしよう。


 私はオリジナル小説『血管都市の倫理問題』をカクヨムにて執筆中だ。現代日本が舞台で異能とか呪術とかが出てくるバトル伝奇もの。大好きな少年漫画や型月作品などに多大な影響を受けつつ、作者の理想の男性キャラをメインに話を進めている。つまり好きなものだけ詰め込んだハッピーセット!


 故にモチベーションは高い。高いのだが、もう投稿日時を見て頂ければ分かるように、遅筆極まりないのである。

 第1話の投稿が2022年1月19日、それから2年3ヶ月ほどたって現在は約7万字、ストーリー進捗は60%といったところだ。


 ノープランで書き始めたわけではない。主人公の先輩が闇墜ちする話を書く!というコンセプトは最初からはっきりしている。全体のプロットは練り直しもあったものの「第20話 拠点潰し」を書いた時点で固まり、以降の変更はない。


 だが!実際に文章にして話をかけない!これは多くの作家志望がぶつかる壁なのではないだろうか?その解決策を求めて、「小説 書き方」とかの検索ワードで調べ物をしているうちに、一冊の本に行き着いた。


 Audibleにあったプロ作家の小説ノウハウ本だ。

 とても気付かされることが多かったのだか、その中のプロットに関する教えが特に有益だった。


『プロットはシーンで作ろう』

『本文が書けないのは、プロットではなく設定の説明書きになっているから』


 まさしく悩みのど真ん中をつくアドバイスだった。

 自分はプロットとして「二人は再会した」「事件を調査する」などの文章を作ったが、それはプロット以前の『あらすじの設定』なのだ。

 それらはシーンとして実際に登場人物の行動によって示されて、はじめて物語に成る。


 ではシーンには必要なものは何だろうか?

 時間の流れと、空間の背景、そこに立つキャラクターの行動と心理の変化…


 つまり設定ができたら、本文を書き始めるより前に、時系列と空間の背景、キャラの移動の動線と心理が変化するきっかけなどを確定させる『本当のプロット』を作る工程が必要だ。


 これが分かったからといって、プロットを練る工程が大変になっただけじゃないか!!とも思うのだが、本文で詰まなくなるため、総合的な労力は減るはず…!!さて、頑張って続きを書くぞ!




■紹介した本のリンク

森沢 明夫

プロだけが知っている小説の書き方https://www.audible.co.jp/pd/B0BGKNJGMF?source_code=ASSOR150021921000V




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