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2024年4月17日 22:01
そうなのですね……。わたしだったら、術後の傷痕が不安なんだろうと、「大丈夫、傷は小さいよ」「目立たない、すぐ薄くなるよ」と慰めたり元気づけてしまうところなので、主人公の怒りは意外でした。ということは、職場の同僚で一緒に温泉に行く仲であっても、篠田さんは主人公にとっては「赤の他人」の位置なのでしょう。赤の他人に等しい人間から、はだかの胸の傷を見せられたと考えるなら、何か汚いもの、彼女の私的な汚濁を、無理やり押し付けられたような気になるのは分かります。それが最後の鏡の前に繋がっているのでしょうね。
作者からの返信
朝吹さん おっしゃる通り、「赤の他人」の位置、もしくはもう少し近くても本当のプライベートには踏み入らせたくない位置に、主人公にとっての篠田さんはあります。「私的な汚濁」とは強烈ですごい表現だと思います。それを押し付けられた。さらに、それに負の感情も乗っていた、と言うのが、主人公が色々を感じた理由なのではないでしょうか。そして、鏡の前に立った。 読んで頂きありがとうございます。真花
2024年4月17日 20:19
比喩がすごくお上手だと感心しました。重いテーマを扱っておられますが、助けを求めた親友の言葉が素晴らしかったです。
川端 春蔵さん 比喩。褒めて頂き、ありがとうございます。自信になります。「親友の言葉」が「素晴らしい」とのこと、嬉しいです。 読んで頂きありがとうございます。真花
そうなのですね……。
わたしだったら、術後の傷痕が不安なんだろうと、「大丈夫、傷は小さいよ」「目立たない、すぐ薄くなるよ」と慰めたり元気づけてしまうところなので、主人公の怒りは意外でした。ということは、職場の同僚で一緒に温泉に行く仲であっても、篠田さんは主人公にとっては「赤の他人」の位置なのでしょう。
赤の他人に等しい人間から、はだかの胸の傷を見せられたと考えるなら、何か汚いもの、彼女の私的な汚濁を、無理やり押し付けられたような気になるのは分かります。
それが最後の鏡の前に繋がっているのでしょうね。
作者からの返信
朝吹さん
おっしゃる通り、「赤の他人」の位置、もしくはもう少し近くても本当のプライベートには踏み入らせたくない位置に、主人公にとっての篠田さんはあります。
「私的な汚濁」とは強烈ですごい表現だと思います。それを押し付けられた。さらに、それに負の感情も乗っていた、と言うのが、主人公が色々を感じた理由なのではないでしょうか。そして、鏡の前に立った。
読んで頂きありがとうございます。
真花