第3話

作者が見ている編集画面と皆様が見てくださる表示画面がかなり違いがありしばらくは投稿したての話は変な空欄や改行が目立ちます。

ご了承よろしくお願いします

————————————————————————————————


 俺が昼飲みを始めているといつの間にか夜になり

 ガキどものパーティは全員で火を囲みこれからをどうするかを話し合っていた


「どう見るよ?ギルザ?」

 隣に座ったダグダが聞いてきたが


「さぁ?まだ1日も経ってないからわかるわけないだろ?これからが見ものだ」


「それでもお前の意見が聞きたい」


 酒を飲んでる時とは違い割と真面目そうな顔でこちらを見るダグダ

 ミーナもその隣からこちらを見る


「はぁ・・・何人か、特にさっきたかってきたガキはちゃんと育てればC

運が良ければまでBの上澄みまでは行くんじゃねぇの?」


何年かかるかしらねぇけど、と言い酒を飲む

この世界の冒険者にもランクがありF~Sまでの7段階ある

ちなみにガキども新人にはまだランクはなくこれを終えてFランクをもらえる

ダグダはミーナに顔を向けると同じ意見だったのか頷く


「後のことは知らん、明日を通して見てからだな」


「他は?」


「・・・別に今のところは何もないな・・・」


あらかた料理を食べ終わり片づけを始める

ダグダたちも納得したのか自分たちのテントに戻り始める

ガキたちのほうも見るとやはり眠いのか各々のテントに入り始め

外にいるのは俺だけになり月の光だけが辺りを照らす


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


2日目の朝になるとガキどもは昨日ミーナに教えてもらった川のほうに行くパーテと、森を探索するパーティの2つに別れ行動するようになった

森を探索するほうが1パーティ多く、歳も平均的に高いやつらで構成されていた

川のほうは比較的魔物は少なく動物の水飲み場になっている

森のほうは動物のほかに魔物も生息しているがキュルカの森は通称新人の稼ぎ場と言われていることから比較的弱いスライムや出っ歯ウサギがいる

特に出っ歯ウサギは犬ぐらいのサイズで肉うまく定期的に大量発生することから新人の収入源にもなっている

ダグダは特にすることがないため剣の素振りをして、ミーナも同様リクライニングチェアに座り読書をしていた

俺は基本朝は何もしないため瞑想しガキどもについていったゴーレムの眼と視界を共有し様子見することにした

ゴーレムで様子を確認すると早くも数匹の出っ歯ウサギを仕留めており血抜きをしていた装備はギルドから支給された短剣と革服だけだがないよりマシでなにより革服なら出っ歯ウサギのかみつきを耐えられる

川に行ったほうは初めての釣りなのかうまくいっておらず座学で習った自生する野草に切り替えている奴もちらほらいた


「どうだ?ギルザ、子供たちは」


素振りを終えたのかダグダが汗を拭きながらこちらに近寄ってきた


「今期のガキどもは大体あたりだな、出っ歯を仕留めてるし切り替えも早い」


「おお!それは上々だな!」


「血抜きはしているが切り傷が多いし解体の知識がないから多分こっちにくるぞ」



ほら、というギルザの声と指さす方に顔を向けると森に行った組のパーティがウサギを吊るしながらこちらに向かってくるそれを見たダグダは子供たちに近づき解体の仕方を教えようとした


ミーナを見ると釣り組と少ないが釣れた魚の捌き方と野草に毒草が混ざってないかを確認していた


2人が仕事しているなら俺も仕事してやるか

重い腰を上げ俺にできること料理をしてやる


解体し終えた出っ歯ウサギを一口大に切り木皿に入れニニクの実を細かく刻み入れさらに塩と胡椒、砂糖を一つまみ、ラガーも少し入れ全体が混ざるように揉み少し置く

魚は細かく刻み小麦をつなぎとして混ぜつみれ状にし汁物にするために魚の骨から出汁を取る

ガキどもは休憩しており草に寝っ転がる奴やこちらの様子を見る奴もいる

ある程度時間が経ち、味がしみ込んだだろうウサギ肉に小麦粉をまとわせ熱した油に投入!

汁もののほうにも火を入れつみれを投入、つみれに火が通ったのを確認したら汁の味を確かめながら少しづつ塩を入れ味を調え野草をに火が通たら完成



「おら!ガキども!今日だけの特別飯だ。感謝して食え」

特別に俺が作った塩唐揚げと魚と野草の澄まし汁、本当に今回だけの特別料理だ

料理をもらったガキども俺に頭を下げ感謝を述べ食べると初日の暗い顔から子供らしい満面の笑みを浮かべ中には泣く奴もいた


そんなこんなで2日目も問題なく終わり3日目も同様に終わったが

4日目にして異変が起きた




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る