第三話 前世の記憶を辿って〜その2〜
「そういえば祈織。時間は大丈夫?今日予定あったんじゃなかったの?」
「え?あぁ...その事なんだけどさー」
ん?何やら、志帆という女の子と祈織ちゃんが話してる...。いやここで聞き耳立てるのもダメな気がするけど気になる
「お母さん達も来るって。ここの事言ったらお母さん達の古くからの友人が経営してるらしくてその娘達の顔も久々に見たいってさ」
「そうなんだ」
「ほぅ〜なるほど」 キランッ
カウンターから聞き耳立てていたら何ともびっくりする話題が出てきた
母さん達とは古くからの友人でボクと華龍姉も小さい頃に会ってるとな?誰だろ...母さん達、顔が広いし色々な人達と会ってるから思い出せないな。そんな事思ってるとスタッフルームから母さん達2人が出てきた。愛龍母さん相変わらず圧が強いけど人を魅了するオーラを解き放ってる。流石愛龍母さんだ。それを見てた獅凰(しおん)母さんが話しかけてきた
「そろそろお母さん達の友達が来るからその時は声掛けてね」ニコッ
「了解。そういえばあの子達の中にその人達の子供いるみたいだね」
「あら、本当!?挨拶しなきゃ...」
「まぁ、獅凰よ。彼奴らが来てからでも遅くなかろ。それに丁度カフェの時間も終わるしな」
「それもそうね」ホッ
そんな事話してるとどうやらあの高校生組の二人が帰るみたいだ。それと同時に華龍姉があの子にカウンター席に移動して親が来るのを待ってたらって話していた。
「それじゃ祈織。私達はもう帰るね」
「紅蘭栖(ぐらす)おばさんと恋織(こおる)おばさんによろしくね☆」
「うん。二人とも今日も楽しかったよ。また月曜日にね!」
「はいは〜い♪」
「それじゃまたね〜」
2人は帰っていった。その子...祈織ちゃんは華龍姉の手伝いをする感じに食器を纏めて荷物を持ってカウンター席に移動した。そう、僕の目の前の席にいる。僕は暇を持て余さないように祈織ちゃんに話しかけた。怪しまれないように
「何か飲む?」
「あ、そ、それじゃ...アイスココア1つ/////」
「かしこまりました」ニコッ
僕は笑顔を添えて応えた。
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うわわわわ...どーしよ///////偶然座った席があのイケメンポンコツもとい...龍耶さんの目の前だ。顔が良すぎて直視できない////////
仕事してる姿を目の前で見るのギャップありすぎるって///////早く来てお母さんたちぃぃぃぃぃぃぃぃ
「ねえねえ祈織ちゃん、もしかしてりゅうちゃんに惚れちゃった?」
「ぅえっ!?いいいやややそんなことないです////////」
「またまたぁ〜♪りゅうちゃんかっこいいもんね〜♪♪これは女性客メロメロになっちゃうもんね〜〜」ニコニコ
華龍さんが話しかけてきた。目の前に来た華龍さんはやっぱり超美人さんだなぁ。そんな私は華龍さんに気になる事を聞いてしまった。そうあの例の話である...
「あのぉ...龍耶さんと華龍さんって」
「ん?」
「...お付き合いしてたりしますか?」
ついに聞いてしまった...。知らないままよりは知ってたいし自分の心の整理の為にも
そんな2人の反応は......
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