第9話 随分と私的な「あとがき」
この作品は、元々は「エッセイ」として書こうと思っていた昔話が思った以上に長くなりそうなので、
じゃあ短編、別枠で書くか!
↓
あれ、長すぎるから2つに分けよう
となると、短編じゃなくて連載作品で登録しないと
↓
短編にしては長くないか?
・・・・ということで、あっという間に8話編成(最初に完結したときは7話編成)の作品になってしまいました。
もとが「エッセイ」として書こうとしていた、ということは・・・・
この物語は、私の「過去に経験した事実」に基づいている、
「限りなくノンフィクションに近い物語」です。お恥ずかしい。
なので、「カナ」さんは実在しています。(〇〇〇カ ナ〇〇で、「カ・ナ」と呼ばれてた)
出会いも別れも、体育祭、手紙、ボトルキープ、腕時計の話も
全部実際に会った話をもとに構成しています。
ということは・・・「未成年」でやっちゃいけないこと、やってるんですよねえ・・・
最初どこまでどう書こうか、迷いに迷ったのですが、
「酒とたばこ」のくだりは外せないし、
よくよく考えたら、不良漫画には喫煙少年はでてくるし、
大好きな「ぐ〇んぶる」では、主人公たちが入学直後からスピリタスをあおってるじゃないか!
あとは・・・・うん、時効だ時効!!
ということでGOサインを出した次第です。
当時は本当に落ち込みが激しく、何を考えたか通帳の暗証番号まで「新幹線に会いに行った日」にする始末。おかげで嫌でも忘れることができず、我ながら昔の女々しい自分にケリをかましたいです。
「カナ」さんとは、「腕時計の日」から一度もあってませんが、時々連絡をとることはあります。エネルギッシュだけど繊細で、少し危なっかしいところがある彼女のことを考えると、いろいろしんどいことがあっても、「がんばろう!」という気になります。今「も」そんな存在です。
終幕の最後のメッセージは、心からの本心ではありますが、100%直接彼女に伝えることはないでしょう。
言われても困るだけでしょうし。
ですが、ずっとどこかにそう思っていることは残したかった、というのがそもそもこの物語を作ったきっかけです。
心に留め置くのって、結構しんどい。
ただ、エンディングありきで物語を構成したので、あまり明るい話がないのだけが心残り・・・と思ったので、「Side B」を製作中です。
そちらもよろしかったら、ぜひ。
初めてのボトルキープは紫煙とともに @tsuji-dou
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