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 石柱の陰から君達を窺う者の存在に気づいた。

 見れば薄衣をまとった細身の少女だ。彼女は君達と視線があうと、怯えた表情を見せて背を向け、森へと走っていく。

 どう対応した物か迷っている間に、少女は木の一本に触れ、その中に消えてしまった。


「あれは樹木の精霊の、ドライアードとかいう奴かな? まぁこっちに害を加えないなら放っておけばいいさ」

 スターアローは呑気に言った。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076691239527

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