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・【フラグNo.9】に「10」を記入すること。


 ミナは嬉しそうにユニコーンのギャロップに触れた。

「おおぅ‥‥もっと、もっと大胆に触ってください」

「いいの? こうかしら」

 鼻息を荒げるギャロップに応え、ミナは首に頬を当ながら撫でさする。

「ほぉう‥‥んふぅ‥‥いいです、そこです、おおう、もっとです」

「いいの? こうかしら」

 陶酔するギャロップに応え、ミナは馬の首に腕を回して抱き締める。

「ぬぅふぅん‥‥あふぅうん‥‥あっー‥‥お、俺に乗ってください!」

「いいの? こうかしら」

 感極まったギャロップにミナは跳び乗る。

 ギャロップは激しくいななき、尻尾をぶんぶんと振り回しながら祭壇の周囲を駆けまわった。


 やがてギャロップはふらふらと君達の前で地面に蹲ってへたりこむ。

「ステキだ‥‥ああステキだ‥‥おおステキだ‥‥」

 片言しか喋れなくなったギャロップから下りつつ、ミナもご満悦だ。

 そんな彼女にギャロップがねだった。

「お願いです、俺に何かお礼をさせてください」

「え? 逆じゃないの?」

「これでいいんです。きっと世の中で一番正しい」

「? そうね‥‥この人達の力になってあげて」

 そう言ってミナは君達を指し示す。


 よろよろと立ち上がりながら、口調がガラリと変わるギャロップ。

「女神が仰るなら仕方ねぇな。おいドサンピンども、お前らのうすらトロい図体を回復させるって事でいいな? 他には水から薬を作るか、汚染されたアイテムを浄化するぐらいしかねーぞ。何してもお前らの先行なんぞタカが知れてんだ、さっさと決めやがれ」


 体を癒すなら、君の【戦闘力】と【生命力】を最大値にせよ。さらに毒や病の悪影響も全て消え去る。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076692199581


・所持品に【水】があれば、それを薬に変えてもらう事もできる。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076692106894


・所持品に【毒珠】があれば、それを浄化してもらう事もできる。その場合は【フラグNo.14】の値に415を加えた項目へ進め。

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