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 別れの時が来たようだ。

 ユニコーンは未練たらたらでミナーヴァについて行こうとするが、彼女はそれを押しとどめる。

「ダメよ。人の町に行ったら欲に目の眩んだ連中に角を狙われちゃうわ。それにとても貴重な魔力があるって、あまりに有名なんだから」

 そして溜息ひとつ。

「本当は父に使えないか、試したいんだけどね‥‥」


「俺は君のためなら死ねる!」

 ギャロップはミナーヴァに訴えるが、それを聞いたスターアローが毒づく。

「けっ。新しい女に会う度に死んでるじゃねーかお前は」


 ミナーヴァは君達とギャロップに手を振り、森の中へと消えていった。

 ぽーっとしながら立ち尽くすユニコーンには構わず、君達もこの遺跡跡を走って後にする。


・運命表δデルタを確認し、記入された数値に対応した項目へ進め。


https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075685249288


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