　興味半分で調べてみたが、祭壇や柱に隠し扉の類は無いようだ。

「考古学者や魔術師達になら、資料としての価値があるのかもしれないがなぁ‥‥」

　君達にとっては何かのタシになる物ではない。それをスターアローは残念に思っているようだ。

　そうしているうちに、森の中からここへ現れる物があった。

　見れば一頭の白馬。しかもその頭には螺旋状の角が一本。これは伝説の幻獣、ユニコーン！

（挿絵）

　その馬は君達を見て声を上げた。

「て、てめぇはスターアロー！」

　スターアローも仰天する。

「お、おまえはギャロップ！」

　この二頭、どうやら旧知の仲らしい。

「俺が先に見つけた場所に後からのこのこ来やがって！　空飛べるんなら地上に降りてくるんじゃねーよコノヤロー！」

「うるせー指図するんじゃねー！　角おっ立てて女の尻を追いかけてろバカヤロー！」

‥‥仲が良いわけではないらしい。

・君（主人公）が男性なら――

・君（主人公）が女性なら――

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