221

 君達は樹海の中を風のように走る。

 悲鳴が聞こえた場所へ、飛び出すかのように駆け付けると‥‥


 果たして、そこにいたのはやはり湖にいた女戦士だった。剣を手にしながらも痛々しくついた傷を抑え、木にもたれて荒い息を吐いている。


 彼女を追い詰めているのは異様な怪人だった。

 オウムガイのような頭部、屈強な男の体だが青白い肌は頭足類のようにぬめっている。その背、肩甲骨の辺りから何本もの触手が生えて伸びており、獲物を狙う蛇のように鎌首をもたげていた。


 怪人は君達へと振り向く。

『人間どもが次々と来よる。獲物には事欠かん‥‥こちらの世界に召喚された甲斐があるというものよ』

 その口ぶりからして、異界から召喚された魔神デーモンの一種なのだろう。


 触手をこちらへ向けながら、怪人の頭部の殻が不気味な色に光った。

 途端に君の頭が割れるように痛む。あちこちの血管が膨れ上がり、今にも破れそうだ!

「こ、こりゃ一体なんなんだ!?」

 スターアローも苦悶の声をあげた。

「気を付けて! 私もその術に‥‥」

 女戦士が君達に叫ぶ。


 苦しむ君達へ、怪人は背中に生えた触手を鞭として叩きつけてきた!


・【火弾の巻物】を使うなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076616485524


・【魔法防御の巻物】を使うなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076616513340


 そうでなければ武器で戦え。


【念力魔神 分類:悪魔 戦闘力12 生命力12】

※君達は常に敵の念力攻撃を受け続ける。

 毎ラウンドの終わりに、君か天馬ペガサス、【生命力】の多い方が1点のダメージを受ける。


・敵を倒したら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076616624059


・逃亡も可能。

【隠れ身の巻物】を1個消費すれば確実に逃げられる。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076616560739


 使わないなら天馬ペガサスの【生命力】が1以上必要。

 また「15-天馬ペガサスの【戦闘力】」と同じラウンド数、戦う必要がある(強引に逃げる事も可能。ルール参照)。

 逃げ延びたなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076616560739


・君と天馬ペガサス、両方の【生命力】が0になったら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075655777003

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る