一気に最後まで読んでしまう読みやすさと、引き込む引力を感じる傑作

読みやすくて笑える短編小説。

ストーリー展開は在り来たりでも、キャラ設定、心理描写、テンポの良さ、度々差し込まれる秀逸なネタ、クライマックスでの情景描写、そして読後の余韻、全てが◎。

ラストの主人公の言葉には、こんな終わり方でいいのか?と思う反面、違和感を感じさせない余韻に、納得せざるを得ない説得力を感じます。

作者さんのセンスと描写力が光る寝取られ短編小説の傑作です。
寝取られ物を執筆する多くの作者さんにとって、刺激となるような作品では無いでしょうか。