51
せっかく美人と一緒になったので話しかけようとしたら、
おばさんから質問攻めにあった。
まったく。
新参者の俺は恰好のターゲットだった。
これではこの時間枠もおばさんの相手をして終わってしまいそうだ。
ようやくおばさん口撃がひと段落したので、美人に自己紹介をした。
そしてまさにそのタイミングであこが立ち上がってさらに酔いが回った口調で
席替えたーいむときやがった。
ちくしょう。
美人は別のテーブルへと行ってしまった。
いや、目当てはそうじゃない。
先生を探すともう手遅れだった。
なんと。
俺としたことが手際が悪い。
こんどは一転して男だけだ。
こんどは男三人から質問攻めになった。
ひとりは元生徒だった。
その元生徒が饒舌で、先生はいいですよと変な自慢ばかりする。
自分はやめたんじゃないのか。
まあどうでもいいけど。
結局それでおしまいだった。
最後にまたあこが立って、最後に先生お願いしまーすといい、
先生が挨拶をしてお開きになった。
それからあこが二次会行くひとおーと声をあげる。
二次会があるのか。
これは行くしかない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます