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今日は食器を探しに街に出た。
ネットでも探している。
でもやっぱり質感とか重さは持ってみないとわからない。
料理好きだから、食器にもこだわりがある。
今も十分食器はある。
それでも新しいのを時々見つけに行く。
料理道具も時々買う。
そうか、一応料理が趣味とは言える。
毎日にことだから、趣味という意識はないけど、英語で自己紹介した時、
料理が趣味と言えばよかった。
ちょっといびつな形をしたアイボリーっぽい色の皿に目が行った。
もってみるとずしりと重い。
もうすこし軽ければなあ。
会社に持っていく弁当箱も物色した。
だいたい見たことがあるやつばかりだ。
今日の店は初めて来たけど、置いてあるものは似たり寄ったりだった。
結局何も買わず帰りにバーに寄った。
前にサブローとも来たことがある。
カウンターでウィスキーを頼む。
向こうのテーブルに女子2名で飲んでいるのが目に入った。
今までバーで女性に声をかけたことはない。
さすがにそれは軟派すぎるというか。
でも今日は声をかけたい気分だった。
二人の会話が耳に入る。
ウィスキーの味について語っている。
俺も話に加わりたい。
代わりにマスターに声をかけた。
「女子ふたりで店に来たりするんですねえ。」
「多いですよ。最近。」
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