3
彼女が居なくなり土日が手持無沙汰になった。
何か趣味でも作ればいいのだけどアルコール以外興味がわかない。
サブローみたいに熱中するものがあるといいのだけどアイドルには興味ないしなあ。
そういえばこの間会った同期がちょっと前、若い子が結構居ると言っていた英会話のサークルの話を思い出した。
私立の高い英会話じゃなくて公的なやつで会費が安いとも言っていた。
来週あたりまたあの子に会うきっかけ作りも兼ねて聞いてみるか。
「よう」
「また来たか」
「いやな顔するなよ。今日は聞きたいことがあって来た。」
本当かって顔をあからさまにしてくる。
「前、英会話の話をしてただろう?」
「英会話?あああれか。」
「ちょっとやってみたくなってさ。」
「へえ。。。そうか、若い子目当てか。」
「まあそれもある。」
「それだけだろ。」
ったく。まあその通りだけど。
「どうやって参加すればいいか教えてくれないか。」
そいつは仕事が忙しくなって最近は行ってないという。
そんな忙しそうには見えないけどなあ。
それでも入り方は教えてもらった。
会話の最中に彼女の席を探し隣の人と話し込んでいるのを時々見ていた。
これだと近寄りがたい。
ヤツとの話も終わったので仕方なく外に出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます