第4話 10層を目指して!
——グギャー
鳴き声とともに私はゴブリンを殺す。今私は東京ダンジョンに来ている。私は職業を求めて10層を目指している、10層にはグレーターウルフと言うフォレストウルフの2倍ぐらいある狼が待ち構えている。10層のボスエリアの特徴としてあるのは10層は森林だと言うことだ、グレーターウルフは木に隠れながら奇襲を仕掛けてきたり、強靭な爪と歯で噛み砕いたりしてくる。一番の特徴は五感の良さである、さっきも言ったようにボスエリアは森林だ、でもただの森林じゃなくて夜中の森林、つまりはこっちはあまり目が利かないけど、相手は物凄く目が利き、耳が利く、勿論こっちには夜中だと目はあまり機能しないので耳しか頼れる手段が無い、その中で戦闘するのだが、私はあるものを持ってきた、それはライターと油だまぁガソリンをペットボトルに詰めたやつだけど、どうやって使うかと言うと燃やすのだ、森林を燃やせばぐらいエリアでも視界は利くしボスも炙り出せる。でも、これの欠点としてあるのが二酸化炭素、これだけはもう何とかしようがない、だからボスを炙り出した瞬間速攻倒して、ボスエリアを抜けることが重要だ、それをしないと私は一酸化炭素中毒により死亡してしまう事になる。それだけは何としてでも避けたい、最悪グレーターウルフの魔石は回収しなくても良いと思っている。そして、ボスエリアをクリアするとボスエリアの状態は完全復活するので、私は帰る時を考えなければいけない、ボスが復活するには時間が必要で10そうだと最低15分かかるのだ。だからわたしはボスエリアを抜けた後に安全なボスエリアへと戻り職業を決め、帰ると言う作業が必要になる。
「お、そろそろ7層かな?」
私は頭の整理をしていると7層についていた、このダンジョンは7層ごとにモンスターの数が増加すると言う法則がある。簡単に言うと6層まで最大で10体だったモンスターの沸きが、7層に入ると20体に増えると言う感じだ、これは7の倍数の層の時に起こっていて、それ以外だと通常の沸きである。
私は鎖鎌を今日に振り回しながら進んでいく、そろそろ7層で倒したモンスターは40体はいくだろうか、と言う時に。
《LVが7になりました》
と言うメッセージが頭の中に流れて来る。
〔ステータス〕
名前:柊 夏目
年齢:18歳
LV:7
JOB:無し
サブJOB:無し
HP:233/269
MP:281/376
STR:52
VTI:46
AGI:73
DEX:61
MID:52
INT:68
特殊スキル:部位破壊
スキル:
装備
頭:無し
胴:ライトアーマー
膝:ライトアーマー
足:布靴
アクセサリー:
装備スキル:無し
私はステータスを確認してみた、余談なんだけどステータスの伸びには早熟型と積み立て型と言うのがあるらしい、早熟型というのはいわゆるステータスの伸びが早い人のことを言う、積み立て型とはステータスの伸びが余り早くなくて、時間をかけて伸びていくタイプである。私は圧倒的早熟型だと思うけど、なにも早熟型の方がよいと言うものでもない、早熟型と言うのはステータスに偏りが後々起こりうるのだ、それにスキル習得にも時間がかかると言う、それに対して積み立て型と言うのはステータスを伸ばすのに時間が掛かるがスキル習得が早熟型よりしやすいという、因みに探索者の中では圧倒的に積み立て型の方が多い、現に私は新しいスキルを一つも取得して居ない。因みにスキルはある特定の行動をしたり、繰り返し何かを行うことで得ることができる。職業を得ると職業スキルというものが解放されて職業専用のスキルが得られるらしい。私は未だにスキルを得てないので、今は無い物ねだりをするより、確定で得られるものを取る方針にすると言うことで、私は今職業の取得を最優先にしているのだ。
「もうそろそろそろ9層かな」
私はモンスターを倒しながら最短ルートで9層にやってきて居た、私は未だスキルなどは覚えて居ない、
———ワォーーン
フォレストウルフの群れだ、私はそう判断して先頭にいるウルフに一つ鎖鎌を投擲して、頭蓋を破ると鎖鎌を引き寄せその他のウルフを鎌で切り裂いていった、最後に後ろに回ってきて居たウルフに投擲すると、フォレストウルフの群れは全滅した。
私はフォレストウルフの魔石のみを回収していった、
「そし!全部回収終わり!」
私は10層に着くまでにある程度レベルを上げようと思う。
《LV9に上がりました》
私は9層でフォレストウルフとフォレストベアを狩りまくった、そのおかげで9レベルまで上がった
〔ステータス〕
名前:柊 夏目
年齢:18歳
LV:9
JOB:無し
サブJOB:無し
HP:233/296
MP:281/412
STR:61
VTI:52
AGI:97
DEX:86
MID:57
INT:87
特殊スキル:部位破壊
スキル:•投擲I
装備
頭:無し
胴:ライトアーマー
膝:ライトアーマー
足:布靴
アクセサリー:
装備スキル:無し
ステータスを見るとスキルが生えてきて居た、
「やっと、スキルが生えた!」
名前は投擲I多分だけど石やナイフ、などの小物を投げるのを補助する感じのスキルだと思う、あと後ろにIって書いてあるから多分これからも進化していくってことかな?
私は試しにそこら辺にある石を遠くの木に向かって投げてみる
「すご、」
すると器用値のお陰もあると思うがエイムが断然良くなって居た、そして投げた石の威力がスキルなしで投げた時よりも上がっているように見えた。
私は試しにフォレストベアを見つけて、投擲を発動したは状態で鎌を投げる。
——グシャ
鎌がフォレストベアの頭を貫通する音がした、フォレストベアは倒れて動かなくなった、
私はフォレストベアの胸をナイフで開け魔石を回収する。
改めて投擲の凄さを実感した気がした、投擲というのは確かに命中に補正が掛かるけどそれ以上に投擲して当てた時の威力が上がると言う特性があった、これは今使っている鎖鎌と物凄く相性が言い、鎖鎌は基本的に投擲する、ぶつける、刈り取ると言う動作を行える武器で鎖鎌は鎖で鎌と鎌が繋がれているので一度投擲して鎌が直ぐには使えなくても直ぐにもう一つの鎌を使えるという利点がある、投擲はその一つを確実にすると言う今1番有難いスキルだと思っている。
これはグレーターウルフ戦でも凄く貢献してくれると思う、
そして、ついに10層のゲートにたどり着いた。
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