④ 昭和のツンデレ

「フンッ、でゴワス・・・」


皆様。

大好き、ですよねぇ・・・。


どんな、アニメも。

どんな、ドラマも。


ツンツンしている。

ヒロイン。


オドオドする。

モブキャラっぽい。


主人公。


あぁ・・・。

王道。


それが。

貴方の。


ドストライク。w

なのです。


※※※※※※※※※※※※


第1話 別に、興味ないから

誕生日のプレゼント。

君のデスクの上に、そっと。


置いておいた。

好きなアニメのキャラグッズ。


手に取った君は。

口元を綻ばせた。


でも。

僕の目と合った瞬間。


ギュッと。

握りしめて。


可愛い。

ぬいぐるみを。


投げ捨てずに。

そっと、デスクに戻したのです。


そして。

消え入るような声で。


呟いたのです。


「別に・・興味ないから・・・」

伏せた睫毛が瞬いていたのを。


僕は。

切なく見ているしか出来ませんでした。


※※※※※※※※※※※※


第2話 別に、興味ないでゴワス

西郷どんが、生まれた日。

枕元にそっと。


置いておいた。

好きな竹細工。


手に取った時。

口元を綻ばせた。


でも。

おいどんの目と合った瞬間。


ギュッと。

握りしめて。


可愛い。

細工物を。


投げ捨てずに。

そっと、枕元に戻したのです。


そして。

消え入るような声で。


呟いたのです。


「別に・・興味ないでごわす・・・」

伏せた睫毛が瞬いていたのを。


おいどんは。

切なく見ているしか出来なかったので、ゴワス。

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