第6話 創造神に呼ばれた?

 レンはしっかりし過ぎの娘だが、何と言っても生まれたばかり、コックリ居眠りを始めた。

 レンを抱上げ宿屋へ行くことにした。

「皆、今日は祝ってくれてありがとう!私も少し疲れたがレンが寝てしまったので宿屋へ行く!」


「「「「「おぅユックリ休んでくれ!」」」」」

「「「セレンさん、ゴチでした!!」」」


 私が帰ろうとすると「Cランクの姐さん、お釣りだ」と言って大将が銀貨4枚私に握らせた。

「ギルド酒場最高だね!食事も旨かった!!大将ご馳走さま!!」

 大将や笑顔の皆に送られて、凄く気分良く私はギルドを出た。


『憩い亭』は聞いてた通り、ギルドの向かいにあった。

 宿屋に入ると受付のお兄さんが「聞いてますCランクとFランク冒険者の母娘、セレンさん、お泊まりですね朝食付き二人で銅貨8枚です」


 部屋に案内してもらい、革鎧と剣を外し金貨銀貨を詰め込んだ革袋をマットの下に押し込み銅貨を入れた革袋を革鎧の下に隠した。

 レンを抱いてベッドに倒れ込むように眠った。


 夜中にふと目が覚めた、レンを見ると「ママしっこでそう」

 部屋を出て、廊下の突き当たり2階の共同トイレに連れて行った。

 レンが用を済ませ、ついでに私も用を済ませた。

 部屋に帰り、朝まで目が覚める事なくグッスリ眠った。


 朝目覚める前夢を見たような?誰かが来るように言ってた様な・・・忘れた、ま、良いか。

 用心のマットレス下の金貨銀貨袋は、そのままの位置にあった。

 装備を整えレンと一緒に食堂に降りた。


 朝食はパンにスープ果物「このスープギルド酒場のスープ、旨い!!」

「おっ、分かるかい!大将直伝のスープ旨いだろ」

「あぁ!旨くて目が覚めた」

「今夜も泊まるかい?」

「あぁ当分やっかいになる、纏めて10日分支払しておく銀貨8枚で良いか?」


「本来10日なら纏め割引する所だが、嬢ちゃんに割引使って居るので、悪いが銀貨8枚だ」

「何も悪い事はない、受付に支払っておく」



 受付に銀貨8枚渡し外に出た。

「レン服屋に行って、少しましな服を買うぞ」

「ママしんでんにゆこう」

「神殿?・・・あぁ!今朝の夢、誰か神殿に来るようにって言ってたような?」

「うん、かみさまだよ」

「神様?が呼んでる?そりゃ、即行かないと!・・・神殿は何処だ?」

「ママこっち」

「レン?分かるのか?」

「こっちからよんでる」


 レンに導かれやって来たのは「これは廃墟だ!」

 中に入ると外観ほど酷くはない、誰かが掃除はしているようだ。

「お姉さん?」

 みすぼらしい服を着た女の子に声を掛けられた。

「神様にお祈りしに来た、君は?」

「私は隣の孤児院に住んでます、皆で順番にお掃除してます・・・お祈り?珍しいね誰も来る人居ないのに」


 神殿と言っても神像も何もない、ガランとした建物何処でお祈りすれば良い?

「ママこっち、ここでいのればいいよ」

 レンに言われた場所で、二人膝をついてお祈りした。

 辺りにひかりが溢れたと思ったら、真っ白な空間にレンともう一人掃除をしてた女の子も居た。

(ええっ?こんなのが神?)

 アロハシャツに短パン、軽そうな兄ちゃんが話描けて来た。

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