最終話:ベイビー生活からXXX日目
編集メモ:シャイニングスター後
SE:本のページをめくる音
主人公のナレーション
「家に帰って2人にお世話されながら3日間のことを説明された」
「時々ハナちゃんが何かを喋ろうとしてマキさんが慌てて止めに入ることもあった。それで所々話を濁されたがみんな本気で心配してくれていたことが伝わった」
「その後、すっかり回復した俺は働き、その合間に心理学について少し調べた」
「そして、わかったことがある。どうやら意識というのは水面に顔を出す氷山の一角のようなもので意識のほとんどが無意識として沈んでいるらしい。が、俺の場合はストレスで全ての意識を無意識として深く沈め、赤ちゃんとなり新たな意識を作ろうとしてしまったらしい」
「『ママ』と言いだしたのは危なかったのかもしれない」
「それでも今は・・・・・・」
SE:鳥たちがバサバサと飛びたつ(くどかったら無し)
SE:結婚式の鐘の音「カラーン、カラーン」
SE:拍手や祝福の声
ガヤA「結婚おめでとー!!」
ガヤB「綺麗だよぉ!!」
SE:拍手や祝福の声がさらに大きくなってその後フェードアウト
SE:本物の赤ちゃんの産声
【間】
SE:アラームの音
主人公
「んん・・・・・・」
同期
「カケルさん早く起きて支度してください!今日はみんなでお出かけですよぉ〜」
主人公
「ああ、わかってるよ」寝ぼけ気味
同期
「今日はハナちゃんにも有給を使ってもらって4人で遊びに行くんですからね」
主人公
「(あくび) あいつ、すっかり遅刻知らずになったからな〜。それにしても・・・・・・」
本物の赤ちゃん
「あうあう」
主人公
「ん、どうした〜、ツン、ツン、ほら、ツン、ツン」
本物の赤ちゃん
「きゃきゃきゃ」かわいい
主人公
「こうしてマキだけじゃなくて男の俺まで育休が取れて、後輩が有休を取れる会社に変わるなんてびっくりだよな。じゃあ準備するから、ママに相手してもらってくれ。よろしく、」
同期
「よいしょっと、ママと待ちましょうね。よしよ〜し・・・・・・会社が変わった切っ掛けはあの契約が成功したからですよ」
SE:水の音
主人公
「まあ、そうだけど。でも、経営方針を大きく変えてくれたからさ、ん〜ガラガラガラガラ・・・・・・ぺっ!」
SE:水の音
同期
「それは上に働きかけてくれた部長と先輩に感謝しなきゃですね」
主人公
「そうだな」
SE:ドライヤーの音
主人公
「よし、準備完了!」
同期
「間に合いましたね。もう、ギリギリですよ。ハナちゃんの教育係だったんですからもっとシャンとしないと!」
SE:インターホンの音
同期
「ほら、来ちゃいました。は~い、今行きま~す」
SE:ドア音(玄関)
後輩
「おはようっすぅぅ!」
同期
「おはようございます、ハナちゃん」
本物の赤ちゃん
「あう〜」
主人公
「おはよ」
後輩
「準備万端っすね! 今日は遊ぶっすよぉぉ!!」
同期
「ですね」
主人公
「だな!」
赤ちゃん
「あうぅ!!」
後輩
「さあ、行くっす!!」
~fin~
台本『ブラックベイビー』~この台本が恥じある者への試練となる~ ちゃんちゃらめ @tyantyarame
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