ベイビーとツテの正体
SE:車のドア音複数
SE:色気あるジャズ又は女性コーラス入りのBGM
同期
「ここって・・・・・・」
SE:「うっふ~~ん」とか「あっは〜ん」
同期
「風俗店じゃないですかぁ!!」
先輩
「あっ、来た来た。待ってたわよ~、準備出来てるから入って入って」
同期
「ミサキ先輩! 何なんですかこのお店!!」
先輩
「何ってさっき自分で言ったじゃない風俗店よ」
同期
「そうじゃないです!どうしてここなんですか!!」
先輩
「私が昔働いてたツテを頼ったんだから当たり前でしょ」
同期
「噂はありましたけどホントに働いてたんですか」
先輩
「ええ、ミキって名前でね」
同期
「ハナちゃんだっているんですよ!」
先輩
「別に問題ないでしょ。ハナちゃんは18歳なんだから」
同期
「ハナちゃんを汚さないでください!」
先輩
「あら〜、私としてはラッキースケベ量産機より多少汚れて恥じらいを覚えた方がいいと思うけど」
同期
「ゔ・・・・・・う~ん」悩む
後輩
「自分、今母性MAXなんす。今なら出る気がするっすよぉぉ!!」
舌を右下に出したアホ面で言ってそう
SE:ばい〜ん
同期
「う~~ん」すんごく悩む
後輩
「カケル先輩、アッハッハッハ。くすぐったいっす。お腹、息、舐めるの、辞め、アハ、アハハハハ!!」
犬と戯れるような
SE:ばい、ばい〜ん
同期
「う〜~~ん」超すんごく悩む
「カケル先輩、カケル先輩! 飛行機、こっちの窓から飛行機が見えるっすよ!!」
キラッキラの瞳
SE:ばい、ばい、ばい〜ん
同期
「・・・・・・ハナちゃん、カケルさんを中に連れてってください」
後輩
「よくわかんないっすけど了解っす!さあ、カケル先輩、入るっすよ」
赤ちゃん
「あうあう!」
後輩
「なんか豪華なホテル見たいっす。ふんふふ〜ん(鼻歌)」
同期
「ハナちゃん、楽しそうに入っていきましたけど・・・・・・そもそも、そういうお店だって理解してるんですかね?」
先輩
「まあ店長の餌食だろうし恥じらいくらいは覚えるでしょ」
同期
「え? それってどういう・・・・・・」
先輩
「さっ、私達も行きましょ」
(ここ息を吸う)
先輩
「ゲンジさ~ん、いつまでも助手席に隠れてないで降りてくださ~い」
部長
「隠れた訳じゃないが・・・・・・儂、必要かね?食事が終わるまで待っていても・・・・・・」
先輩
「ああ、ゲンジさん、ちょっとあっちに」何かに納得した
部長
「はい」
先輩
「私も握った弱みが減るのは嫌なのでここで待ってていただいて構いませんよ」
部長
「そ、そうか・・・・・・では、待たせてもらおう」
先輩
「わかりました。じゃあ、マキちゃん、二人で行きましょうか」
同期
「本当に来ないんですか? 部長はこういうの興味あると思ってました。既婚者ですけど」
部長
「ぐっ」
同期
「いつも私たちにいやらしい視線を向けるのに、奥さんいますけど」
部長
「ゔっ!!」
同期
「まだ十代のハナちゃんを胸だけで採用したのに、ハナちゃんと年の近い娘さんがいるそうですけど」
部長
「ゔうぅーーー」ここ首を絞められているような声
同期
「でも、入るのは戸惑うんですね。やっぱり家族に申し訳なく思うんですか?」
部長
「う〜む。いや、ま〜、そんな感じ・・・・・・だな」
同期
「そうですか。では、車番をお願いしますね」
SE:複数の足音
同期
「そういえば店長さんはどこですか? 急な話でしたしそのお礼を・・・・・・」
店長
「うわぁ~、何この子。逸材! 逸材よぉぉ!!」遠くから聞こえる感じ
後輩
「だ、誰っすか?どちら様っすか!?」
赤ちゃん
「あうーー」警戒
店長
「あ〜、あなたがカケル君ね。よろしく~。それにしてもあなた、お肌モチモチ。たわわもおっきい」
後輩
「う、うひゃぁ! ど、どこ触ってるっすかぁ!!」
店長
「反応も満点じゃない!! 初々しい~!!! ねぇ、ここではた・・・」
先輩
「働かせませんよ、店長」
後輩
「ミサキ先輩!!」
店長
「ミキちゃ〜ん。戻ってくるのが遅いから見に来てみれば・・・・・・じゃん!! 凄い子いた!!!」
先輩
「それは後輩のハナちゃん。あと、こっちも後輩で名前はマキちゃん」
同期
「ハナちゃんが、恥じらってる・・・・・・」
先輩
「2人に紹介するけどこの人が店長ね」
同期
「マキと言います。部屋を貸していただいてありがとうございます。えっとぉ・・・・・・」
店長
「ああ、呼び方は店長でいいわよ。みんなそう呼ぶから」
同期
「はい。ありがとうございます店長さん」
店長
「いいのいいの。部屋だって沢山あるからもう2〜3部屋くらい使っていいわよ」
同期
「いえ、それは・・・・・・」
店長
「そ・れ・よ・り!! あなたも可愛いわね。どう? ハナちゃんと一緒にうちで働かない?」
同期
「いえ・・・・・・遠慮しておきます」
後輩
「じ、自分も遠慮するっす」
店長
「え〜~」
先輩
「店長、諦めてください」
店長
「残念。あっ! ミキちゃんが復帰してくれてもいいのよ。『魔性のママ』と呼ばれたあなたなら復帰大歓迎!!」
後輩
「そんな風に呼ばれてたっすか!!」
店長
「ええ、そうなのよ~。聞いて!聞いて! ミキちゃんの人気は凄くてね。ミキちゃんを指名した男はみんな荒々しい男から赤子に戻っちゃうの」
後輩
「みんなのママってことっすか!!」
店長
「そうそう! 特にミキちゃん推しのおじさんがいて、必ず指名してたの。確か名前はゲ、ゲ~・・・なんだったかしら?」
同期
「それって・・・・・・」
店長
「髪がフサフサで結構イケオジだったんだけど赤ちゃんになりたがるのよ〜。人って見かけによらないのよね〜」
同期
「フサフサ・・・・・・じゃあ、違い~・・・ます・・・ね」
赤ちゃん
「あうあう・・・・・・」
店長
「カケル君が退屈してる。私の悪い癖ね。すっかり話し込んじゃった。じゃあ行きましょうか。自慢のセット部屋にごあんな〜い」
SE:複数の足音
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