中二病的な痛々しさでむず痒くなりますが、それにばかり気を取られると、ふっと不意打ち気味にかわいらしい描写に足元を掬われそうになります。緩急のつけ方が絶妙、というのでしょうか。中二病要素ばかりに気を取られると、一気に持っていかれます。少し人を選ぶかもしれませんが、刺さる人には刺さる作品だと思います。