第5話

春視点


私はお父さんに拾わられてから人生が変わった。


拾われる前までは、今日を生きるだけで必死だったのに、当たり前に食事があり、美味しいご飯をたくさん作ってくれた。


そして、他にも色んなことを教えてくれた。


番組、スポーツ、趣味、おしゃれ


私の本来この年齢でとっくにしてるのようなことを、経ったの数年で沢山得られたのだ。


そんな恩人のお父さんに何か恩返しがしたかった。


「そうだな、じゃあ俺の息子のことを任せたい」


「お父さんの息子さんですか?」


「そう、とっても可愛いくて素直な・・・語ると長いが聞いてくれるか」


「はい!!聞きたいです」


お父さんの息子はつまり、私の兄か弟だし、それにお父さんがそこまで褒める息子さんが気になっていた。


「じゃあな、まず」


そうして、毎日いつも3回は語る優君の武勇伝が始まった。


よろしければ星をお願いします。星の半分の話数を目指します。

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