とらこ、駆ける

ににしば(嶺光)

とらこ、駆ける

『この棺の中へ。とらこ。あんたはこの暗闇で、息を殺して、ぜったいに、身動きしてはならない……』

『なんで?』

『生きるためよ。』

『棺の中で?』

『……そういうもの、なの。』

『へんなの……。』


「はっ!夢!行かなきゃ!」

山亡捉籠弧(やまな・とらこ)は、目を覚ました途端、叫んだ。そしてすぐに電車を降り、ホームから駈けていった。強い日差しに、湿気った切れ切れの雲空。そして生暖かい風に、蒸しかえされる空気。わりとそれらを濁すものは少なく、排気ガスに山の風が大量にまじる。

ちいさな駅だが、そこは都市をつなぐハブとしては名高い、山門彩題路駅だ。

そこでは、少し前に悲しいこともあったが、山亡捉籠弧は女子高生だ。すぐに昔のことなど忘れるし、数年前はもう、古い。

いや、女子高生ではないかもしれない。捉籠弧の制服姿はどう見ても弊世初期のそれか、作り物のような衣装じみている。まず、その駅から行ける周辺の学校には、小中学校にも、そんな制服はない。


「あちょー!ほぁちゃー!わたしは止まらない!」

捉籠弧はエスカレーターを駆け上り、また駆け下りて改札へ。

「うわ、また奇声コスプレ謎女だ……」

「わたしはわたしだよ!」

とらこは叫んだ。横断歩道を渡りきってから。

「おっと、わたしは女子高生だから、ヌタバでなんかのまないと」

山亡は人々の奇異の目線を泳ぎぬけ、人の多い繁華街を駆け去った。ヌタバを手に。


しばらく捉籠弧は走った。すぐにあたりは牧歌的な田舎の風景がまじる。伸び切った草が夏の風を浴びて、暴れたそうに揺れる。

「あちー」

自称女子高生・とらこはパタパタと服を軽くめくって体を仰いだ。コンビニの横だが、人はいない。

「人は大変だ……いつもこうやってるんだね」

「おい、タヌキ」

「へぁ!?」

捉籠弧は振り返った。コンビニの入り口をはさみ、赤い緊急灯の下に、青年がいた。

「なんだ。ネオンくんか」

透けるような銀髪の青年は、しかしアルビノでもなく、しっかりとアジア人種の風貌。それでいて、まるでコスプレイヤーのような、造り込まれた姿のようだった。いや、もっとお金のかかった映画のようか。どちらにせよ、真夏の菜羅県ではふつう見かけない姿。

しかも、こんな人気のないコンビニ前で。衣服はまるで、地元の人のようだったが。

「タヌキがさぁ、タヌキタヌキタヌキよぉ、お前ってやつは!」

ネオンと呼ばれた青年は、苛立ちながらとらこの手を引いていった。

「あっついから、さわらないでよ」

とらこは手を振り払って駆け去る。ネオンはすぐに追いつく。とはいえ、しばらくは泳がせるように背後につき、あるときいきなり回り込んだ。

そこは、広い広い野原のような場所。風ばかりが主張強く、また空ばかりが重いほどに広い。

「はやっ……」

「お前が遅いんだよ、このタヌキ!」

「そろそろタヌキに失礼だよ!」

「お前が言うな!このタヌキ!」

すると、とらこはうつむき、しぼむようなちいさな声で言った。

「タヌキタヌキって……ちがうよ、とらこは、とらこは……猫です」

「……知ってる。俺もだから。」

周りには人がいない。とらこはスカートの下から二本の長い尻尾を出した。ネオンのズボンからも、尻尾が生えていた。

「にゃーん」

「……うにー」

とらことネオンはしばらく化け猫の姿に戻ると、せわしなく毛づくろいをした。また、あくびをしたり、のびをしたりもした。

そして、また人に化けた。

「あはは、ネオンくん、かわいい」

「お前はタヌキだ。まさに。」

「ひどい……」

確かに、とらこは猫にしては大きく、さながらタヌキのようだった。尻尾の先も黒いし、柄はかなり近い。

ネオンはしっかりと銀色のうつくしい猫だった。しかし、夏の日差しのもと、かなり暑そうだった。

「にゃーん。さて、女子高生らしく遊びに行くか。ネオンくん、プリクラとろうよ。もう向こうの旧・ろごうでも行く?」

「あのなぁ……」

ネオンはため息をついた。暑そうに服の裾をはためかせる。

その時、すこし遠くから、カンカンと不安定に鳴り響くサイレンのような音が響いた。二人はおもわずといったようすで顔を向けた。

電車が通り過ぎる。野原のようなさびしいほどの広い場所を切り分けるような線路。一本きりのそれを、重々しい鉄の塊が風のように抜ける。

そして、すぐにサイレンは止む。

「はぁ。びっくりした。」

とらこは軽くため息。すると、近くから少年の声がした。

「見つけた!猫又……化け猫だ!」

「!!」

化け猫二人は一瞬で長い草のあふれる野原へ逃げ込んだ。しかし少年は草をかき分け、すぐに二人を見つけてしまった。

「……!」

「!!」

声もなく毛を逆立てる二人。

少年は笑いながら歩みよる。やがて呆れたように声を低くして、とらこを睨んだ。

「あのなあ、とらこ。あんたはタヌキ系の猫又なんだから、たぬこにでもすればいいのに。なんで無理するかな」

「あなたは……」

「季常風近(きつね・かぜちか)。正体は……わかるよね」

「え?わかんない。……じゃあ、とりあえずあなたは、ツネくんだ」

「はあ、なんでもいいよ」

ツネくんは苦笑し、とらこが笑いながら後ずさるのに人差し指を立てた。猫のままのとらこは、おもわずそのにおいをかいだ。

「やってる場合か」

「にゃーん」

とらこは指に頬を寄せ、徐々にツネくんにすりついた。ネオンはそれをつかんでひっぺがした。

「へんな噂を聞いてさ、興斗府からわざわざ来てあげたんだ、こんな田舎まで。」

「それはそれは、にゃーん。ようおこしやす」

「こっちじゃ言わないだろ、それは」

「それより、たぬこ……」

「とらこです、ネオンくん」

「お前、猫又の姿のまま、人と喋るな」

「あ……!」

とらこはツネくんに撫でられていたが、いきなり草むらに逃げ込む。そして、弊世初期の女子高生のような、そうでもないような姿に化けた。

ツネくんは笑った。

「あはは、おれも化けたキツネだから、だいじょうぶだよ。」

「なーんだ」

とらこは草むらで笑った。すごい勢いで近くのバッタをつかみ、食べる。

するとネオンはため息をついた。

「いま、霊輪だぞ。そんな女子高生いないぞ」

「え?」

「そうだよ、コスプレ女子高生!お前、おかしいよ!」

ツネくんも言った。とらこは二人に言われ、落ち込んだように顔を伏せた。

「……あんまし知らなくてごめんなさい。人間界では、女子高生ってのが最強だって聞いたから。」

「マルハラすな」

「なにそれ?」

とらこは空を見上げた。紅い夕方をうっすらと覆い隠す闇が、わずかに青く輝く。

「もう遅くなるね……今日はあんまし遊べなかった。明日はみんなでプリクラとろうね?」

「おいおい」

「あのなー」

ネオンとツネくんは口々に不満の声。とらこは頬を膨らませた。

「わたし、なんかおかしいかな?」

「おかしすぎんだよなー……」

「こんなに可愛いのに!?」

とらこは地団駄を踏んだ。ネオンはまたため息をついた。

「古い……」


「まあまあ、そんな事言わずにさ、みんなでナインティフォーでも食べようよ」

「もうないぞ、それ。旧・ニトートーカ堂のテナントだし」

「なにそれ」

とらこにネオンはまたため息。ツネくんは真顔で鼻を鳴らした。

「じゃ、とらこに現実、見せますか」

「……ああ。……しかし、どこからどこが、とらこの現実といえるのか」

ネオンは首を傾げた。ぼちぼち歩き、三人は旧・ろごうかつ、旧・ニトートーカ堂のあたりに来た。その時点で、とらこは発狂した。

「わたし、ここ知らない!見た目はわかる、けど、これなに!?」

「……とりあえず、プリクラでも撮るか」

金のアーチをガラスにはめ込んだような、巨大なガラスが上までつながった出入り口。

そこをくぐると、とらこは息をついた。

「やっぱり知ってた。この入り口」

「デパ地下は?」

「あるわけないだろ。菜羅県に」

ネオンはツネくんに言った。とらこは店内に入りかけて止まりつつ、振り返って首を傾げた。

「なんで?」

「なんか発掘したら、遺跡になるからな、そこは。さっきの野原みたいに」

「まあ、そうか。菜羅県だもんね」

「ところで……行かないの、中に?」

すると、とらこは首を横に振った、

「わかんないから、行かないの」

「なにそれ」

「思い出せないの……」

「はぁ」

ネオンはため息をついた。指で相手を引き寄せるようにし、とらこを向き直らせる。とらこは金のアーチの埋まったようなガラス越しの夜空を見上げる。

「……ネオンくん?」

「無理するな」

「してないよ」

とらこは笑った。ツネくんはガラス越しの夜空に向かって言った。

「じゃ、もうほか行こうよ。行けるとこにさ」

「と言っても、なぁ……」

ネオンは頭を片手で抱えた。ツネくんは先導する。

「市役所前は?」

「あまり明るいうちは、だめだろう」

「深夜か……じゃあ。」

三人はガラス越しの町へ出た。すると背後の建物からは明かりが失せた。

「あまりあたりを見るなよ」

「どこも暗いままだ。じゃあ、一応明るいとこもね。」

高架の道路が旧・ろごう周辺をすこし遠くから巻いている。暗く夜空に影を落とし、這うようだ。しかしその影は、揺らいでいる。しずかな旧・ろごうの駐車場は、屋上はない。商業施設のそれとしては、そこそこ広い。

夜に食べられたように、街中の明かりは落ちていた。


歩きながら、とらこは言った。

「わたし、勘最好きだよ。」

「だれ!?……あ、この地方か。」

「うん。鋭くて寂しい。冷たくて……」

「なんでこんなことを」

そこへ、ネオンが割り込んだ。焦るように。

「あまりお前の世界を広げるな。このあたりだけで済ませ。とらこ、思い出せ」

「なにを?」

「だから……わかってるだろ?」

「あ、そうそう。おれ、とらこ嫌いだから。」

ツネくんはそこへ言った。

猫にするように、とらこの頭を撫でながら。

「ふーん」と、とらこ。

気のないようすに、ツネくんは焦った様子でリュックを下ろした。中を探り、古いカゴ編みの箱をだした。上下に重なって、フタをするように閉まっている。

「おれ、持ってきたんだ、これ。」

「なにこれ」

「あんたにはまだ早いかもな。でもなるべく……」

「わあ、かわいい!」

もったいぶるツネくんの前で、とらこはあっさりとカゴを開けた。ツネくんは首を傾げた。

「あ、あんまよくないだろ。」

「でも、おいしそう」

とらこはカゴの中身を吸った。

そしてちいさく叫ぶ。

「は!」

すると開眼し、稲妻のように化けた。

トラと竜の間のように叫びながら、とらこは闇夜を照らして空へ昇っていく……。

「やったのか……これで、ここから出られるのか」と、ネオン。

「困ったもんだね、あいつにも」

ツネくんは伸びをした。

「ああ。あいつの記憶をもとにした、造りものの異界……こんなとこに閉じ込められるくらいなら、はやくあの変なタヌキ女をなんとかしないと、とは思ってたんだ」

「で、出たら、もとの世界なんだよね?」

「た、たぶんな……」

ネオンは言葉をすぼませた。闇夜を裂くような稲妻は、徐々に激しくなっていく。

しかし、照らされてみると、暗いままの空は曇りきっていた。

「え……?」

「とらこ……」

空で暴れたままの稲光は止まらない。

すると、やがてツネくんは首を傾げた。横でさっきのツネくん同様に空を見上げていたネオンに話しかける。

「あの、ネオンくん、だっけ」

「なんだ。」

「なんか、あれ、やばくない?」

するとあたりの空間はねじれだし、異様な柱が生えてきた。

それは、現代の町らしさどころか、現実性すらあやしい肉の柱。立体感のないかのように、よくわからない色で輝くそれ。形状や質感もアニメのように、かつあやふやな揺らぎをもつ。

リアル調のゲーム画面のような町に、アニメ調の低解像度なバグのような肉柱が立つ。ネオンは髪を逆立てた。

「なんだこれ」と、ツネくんは半笑いで言った。手になにかの術士のように印を組み、なにかつぶやく。そして叫ぶ。

「……急急如律令!」

「!!」

ツネくんの手から、雷がほとばしり、とらこの変じた光に向かっていった。それはしかし、空に飲み込まれ、反応は無い。

「あれ……?」

「きっと、もうダメだ。あきらめよう、少年。」

「ネオン……あれはなんだ?」

「あれって?あのタヌキ女か?」

「そうだよ!あんなバケモノ、この世にいていいわけない!おれたちはあいつを……」

「消す、か?」

「いや……そんなことはしない。でも、行こう。」

ツネくんは走り出した。

ネオンは黙ってついていく。

不安定な解像度の肉柱が、風景を歪めていく街路を。

そのとき、ツネくんは笑った。

「あはは、わかった。あいつもか、あの化け猫、楽しくなっちゃったんだ」

「はぁ?」

「あいつはきっと、もう止まらない。」

「なんで」

「走ることは、あいつにエネルギーを生み出す。すると、この世界が増えていく。あいつは、記憶の中のどこかをもとに、この世界をつくった。ほんとは、菜羅県なんてない。きっとあいまいなあいつのことだ、もとになる別のなにかがあるはず……」

「じゃあ、俺たちはそこへ逃げないと、か?」

「いや、おれたちはあいつの世界の登場人物にすぎない。あいつがここで死んだら、きっと消える」

「じゃあ……あいつはあれでいいのか」

「うん。不安定なこの世界は、このままで」

「そんな……一見して、それでいいようにはまったく思えないが……」

「いいよ」

ツネくんは笑った。不安定な世界で、青空を見上げるように。

「この世界が不安定なぶん、きっと別のどこかは美しい。それって、だれかのイメージにすぎないおれたちができることにしては、大仕事じゃん」

「確証は何一つ、ないぞ」

「あは、そりゃ、おれたちがわかるわけないじゃん、そんなの。でも、おれたちだから、いいじゃん」

「そ……」

ネオンは絶句しながら、目の前の光景を眺めていた。近くの建物の輪郭はぶれ、内装も闇のなかでモヤのように揺れている。

「こんな荒天が俺たちの世界……」

「うん」

ツネくんはうなずいた。こころなしか顔色は悪い。

「……少年」

「なに?」

「棺を、開けよう」

「え」


「あのタヌキ女は、昔のこの地しか知らない。だから、変わりやすい街はあやふやになる。しかし、昔からあるはずの歴史的な場所は、変わらないので安定しやすい。」

「へー」

「だから、なにか大事なものがあるとすれば、県内の歴史的な場所にあるはずだ」

ネオンは地図を開きつつ、鍵穴状の池に囲まれた丘のような場所へ来た。闇を照らす閃光のようなとらこは遠くなり、はるか地平線の果てに光って見える。

「ここは、現実ならば、だれか歴史的な人物の……。しかし、ここが非現実的世界ならばこそ、きっとあいつは、ここらにでも埋まってるだろう。棺は……」

「だれの?」

「……あのタヌキ女の、だ」

「は?」

「あいつは封じられて、あんなふうになったらしい。だから、どこかにあるはずの、棺を開ければ……!」

「なんそれ」

「……わからない。直感だ。」

「うーん」

ツネくんは腕組みした。ネオンは首を傾げつつ、難しい顔でため息をついた。

「俺たち自体も、あやふやでしかない。しかし、やるしかない。」

ネオンは鍵穴状の丘に近づいた。すると、その途中の道の真ん中に、棺はあった。

「実在の人物の墓を乗っ取る気は無かったか」

ネオンは箱を開けようとした。ツネくんは背を向けた。

「おれ、ちょっと……」

すると、遠くから怒号。多くの人々が、棺に駆け寄って棺を蹴り始めた。全く容赦ない勢い。

「自分だけ助かろうとするな!」

「じっとしてろ、暴れるな!」

「ああ、なんなんだよ!」

ネオンは、棺ごと人々に囲まれる前に逃げ出した。

そして、ツネくんの近くへ。

「もう帰りたい」

「ほんとだよな」

稲光はいまだ、まぶしく空の端にちらついていた。

「あれを開けたら、きっとあいつは目を覚ますだろうに……」

「ほんとにだいじょうぶかな、それ。おれたちが消えるやつだよ?きっと。」

「それでも、もういいんじゃないか?」

「うーん……」

「もう、こんなあやふやな世界も、何をしたらいいかわからない時間も、終わらせよう。あの棺を開けて。」

「わかったよ。おれも、このままよりは、試せることは試したい」

すると、ツネくんはなにかまた唱えた。手から出る閃光。

「……急急如律令!」

棺を蹴っていた人々は散り散りに逃げた。閃光が消えたないうち、ネオンは棺に駆け寄った。

「開けるぞ……」

そして、力を入れた。中から風が吹き込み、遠い車や電車の音に、大量のけたたましい、ちいさな鳥たちの叫び……。


「山名虎子、起きなさい」

「はっ……夢?」

机に突っ伏していた女性は、顔を上げると、眼前のガラス越しの山々に目を奪われた。

「のどかー。」

「虎子、昼間からさぼってないで、やるべきことをやりなさい。」

「はーい……」

言いながら、虎子は空を見た。うすら青く広がる空は、分厚いレンズのように深かった。

「そうか、私って、あんなやつなんだ」

虎子はかばんから弁当箱を出した。包みをとり、カゴを四角く編んで、重ねて閉ざしたそれを、開く。

「いただきまーす……?あ、間違えた、これ、お弁当じゃない。昔の写真入れだ……」

虎子はべたつく生写真を手にとった。隅にちいさく、朱いデジタル数字の日付表示。

「ふ、古い……わたしの小さい頃だ……飼ってた猫もいる……銀色でかっこいい……!かわいかったなあ、怒りっぽかったけど。」

虎子はうれしそうに写真を眺めながら、腹を鳴らした。

「いつも、ご飯は欠かすなって言われてたけど、まあいっか……」

「じゃあどうするのよ」

隣から、同じ服装の女性が声をかけながら座る。

虎子は言った。

「スタバでも行ってくるかな。わたし、ひとりで行くの、はじめてなんだけどね。」



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