第22話


 忘れられた村に届く距離の第2門を作るため第1の輪から半径約3キロメートルの門をみんなで作ることにした、農作業をしている所まで全てを組み込むためだこの輪も円形の輪を作る広大な広さのために白い翼も手伝っている女性は炊き出しなどを行い一致団結して輪を作るようにした、もちろん農作業なども平行してやっている。こんな時にアルベスタ王国の使者と名乗る者が現れた、カインがなんのようだと邪険に扱い追い払おうとしたが後ろには騎馬の軍隊が来ていたのだ、もちろんカイン達白い翼だけなら問題ないが住民も居るので対話もいたしかないと我慢をするカイン。


 アルベスタ王国の主張はこの村の生産品を全てをアルベスタ王国によこせとぬかしやがるのでユーリが魔法で細切れにした。騎馬隊も何が起きたか分からず理解するのに数秒を要した。次の瞬間にはシアが雷と風と水と土の合成魔法テンペストを放っていた騎馬隊の半数近くは飲み込まれ範囲外でも悲惨な悲鳴が起きていたが更に放とうとするシアを止めてなだめてみたら羨ましい~っと声が後ろからハモっていた。


 お昼頃、行商人アイアンが普段来る時期ではないのに現れた年に2回しか来ないのに夏前に帆馬車3台と護衛をつけてやって来た、カインは知らん顔で高さを調節していたが誰かの声が大きくアイアンが来たぞーと言ってのけるメンバーも反応しカインが呼ばれ買い取りをしたい村民はカインの顔を見ながら手を止めて買い出しに行くのだった。もうこうなったら止まらない。


 アイアンはカインの顔を見るなり頭を下げて土下座するのだった、カインは知らん顔でそっぽを向いているそれを見たメンバーも黙っていたがユーリが声をかけカインに話を聞くようにとお願いした結果カインは知らん顔を止めてアイアンに話しかけた、アイアンが言うにはここでは話せないと言ったので商いが終わるまで待っていた。


 商いが終わりカインの家に向かい1階のロビーで話し合う事にした。アイアンの言い分は貴族に売りさばいたら高く売れると思ったが国王まで話が行きカイン村を制圧するつもりだったとの事、今日は詫びに来たようだった、カインは知らん顔ユーリに丸投げした。

 ユーリ達はもはやキレまくりアイアンの言い分は言い訳しているに過ぎないと論破。アイアンが項垂れても攻撃的に暴言をはく、全てがイヤになりアイアンを追い返してしまう相手が同じような手で来たら抹殺するのみとカイン以外満場一致で決まった。アイアンは玄関先に今日の売上金を置いて帰っていった。


 それから数ヶ月がたち今度は話し合いをしたいと王国の使者がやって来た使者は1人だけなら問題ないと判断して引き入れたが残りの部隊は門の外で待機して貰うことに、カインが話を聞くと和紙に将棋にリバーシに洋裁の製法を売ってくれと虹金貨500枚を提示してきたがリバーシだけの金額にしかならないと話を蹴った使者のアーノルドはこの4点でどうにかしたいと考えている、カイン達は特許料は貰うことで話を聞くと言って帰すことを決めた、契約書には王国が全権利を取得と書いてあったが20%貰うことにしてサインを書いたアーノルドは契約魔法も刻印され帰っていった。



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