第35話 魔法都市
俺の目の前には大きな都市がある。
その都市の名は魔法都市エリオール。
魔法都市エリオールは広大な平原にあり、近くには流れる清流がある。
堅牢な結界が何重にも張られ、空に浮かぶは幾重もの魔法陣。
中央には白き塔が堂々と建っている。
王都スペクタルよりも栄えているかもしれない。
ルダニア王国民としては許せない事態だ。規模を縮小するべきだと思う。
というわけでどうやってここまで来たのかダイジェストでお送りする。
_______________________
出発1日目
国境警備隊に見つからないようにするため帝国の国境から少しずれて移動。何も起こらなかった。
出発2日目
1日目と同じ様に移動。途中でファルが寝ながら飛んでいたため、ファルを持って移動。
少し重かった。
出発3日目
魔物コッコと遭遇。激闘のすえ討伐完了。あと少しで魔力切れだった。
戦闘中、ファルは寝ていた。
出発4日目
移動中、大雨が振り始めた。これ以上の移動は使用魔力の割に合わないと考え、魔法『
出発5日目
エレガントな朝食をとりつつ外を見る。今日も大雨が降っている。
ファルとキャッチボールをして遊んだ。
出発6日目
今日は快晴。再び魔法都市へと向かう。順調な道のりだった。
出発7日目
帝国の国境警備隊に見つかる。呼びかけられたため止まる。
逃げたら問答無用で攻撃されるからだ。
身分証を見せろと言われたためA級冒険者の証であるプレートを見せたら開放してくれた。高ランク冒険者の特権で諸々の手続きを無視できるらしい。
知らなかった。
出発8日目
何事もなく進む。途中で曇りになったが雨は降らなかった。
出発9日目
朝から天気は曇りだった。夕方少し雨が降ったためそこで移動は止め休んだ。
出発10日目
ミドリムシと交戦中の冒険者パーティーを発見。戦況が苦しそうだったため戦闘に混ざる。ファンラークの時とは違い、とても感謝された。
ミドリムシはなかなか強かった。
出発11日目
予定より大幅に遅れていることが発覚。少し急ぐ。
出発12日目
ミドリムシとペケルンの戦闘を確認。漁夫ってどちらも俺が狩る。
夕食はペケルンのパリパリだった。おいしい。
出発13日目
朝、魔法都市エリオール発見と共にボルボックスを発見。
ボルボックスに近づかないよう少し迂回する。
昼
魔法都市エリオール、到着。
そして、今に至る、という感じだ。
まぁ予定よりも大分遅れたが別にいいだろう。急いでいるわけでもないし。
俺は意気揚々と城門へと向かっていった。
_____________________________
読んでくださりありがとうございます。
少しでもいいなとか面白いなと思ったら
応援したり★★★で称えたりしてくださると嬉しいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます