一次名詞と二次名詞
一次名詞と二次名詞という分類を諸兄はご存知であろうか。
物の名付け方でどれだけ生活に密着しているか判る。
たとえば日本では魚は生活に密着しているから、鯵、鯖、鱈と固有の名詞がある。
出世魚のように大きさによって呼び名が違う。
日本人の生活に密着しているから。
一方、牛馬や鶏に対しては牡牛、牝牛、子牛と言うように二次名詞になる。
それは牛馬が日本人の生活に密着していないと言うことを表している。
数多く牛を飼い、生活に欠かせない英語圏ではざっと挙げただけでもBull Cow Calfと言うように一次名詞ばかりである。
アイヌ語やエスキモーの言葉には「雪」に対する一次名詞に溢れているそうである。
つまり言葉こそ文化であり、その言葉を知ることによってしか文化を知ることが出来ないのである。
だから、ある種族の言語に「恐れる」とか「怖い」と言う言葉に類する一次名詞が無いらしいと聞くと、その種族の性格性質が類推できる。
おもしろいなぁ
愉しいなぁ
そう思いませんか。
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