第12話
◇
幕末期には人斬りに関する伝説が数多い。それは安政の大獄に関わった幕臣を京で多く暗殺した事に端を発する。天誅の二文字を残して暗殺する凄腕の士を人々はいつしか人斬りと呼んで畏れた。その事からも解るように《人斬りとはそもそも討幕派にしか存在しない》のだ。
その人斬りと対を成すのが、かの勇名を国中に轟かす壬生の狼。新撰組であろう事は最早説明する必要はないだろう。極端な話、安政の大獄に関わった幕臣があまりに斬られ過ぎた為に清河八郎は浪士組という京の治安維持を目的とした特殊部隊を編制したともいえる。幕末期、それこそ坂本が土佐を脱藩し京に入った辺りからは京で人が死なない日は無かったと言って良い。故に幕末期というのは京を舞台に語られる案件が多いのだし、京を舞台に語らねばならない事件が多過ぎるのだ。
佐幕派の活躍として有名なのはまず挙げられるのは池田屋事変である。
件の新選組が京の都を焼くという維新志士が潜む宿に押し込み、多くの維新志士を斬り捨て都を火の海にせずとも済んだというある意味での英雄譚である。
長船とも知遇も面識もある斉藤一が獅子奮迅の働きをみせ、愛刀であった国重に『池田鬼神丸』の冠名を与えるまでに評価されたという事は記憶に新しい。その他にも新選組の活躍は語るべき事が多い。中には伊東先生との確執や芹沢先生の粛清という暗部もあるにはあるけれども、新撰組という組織は佐幕派の人間、維新ではなく攘夷こそ士道だと掲げる者にとってはそれこそ宵闇を照らす明星のような存在であることは疑いようもないだろう。
当然、討幕派の中にも活躍が御伽話のように語られる者は少なくない。
その筆頭というにはあまりに活躍した時期が短いのだが岡田以蔵が忘れてはならぬ。土佐勤王党に傾倒というか狂信したかのような働きぶりは善悪の判断を己では一切しないという暗殺者の鑑のようなものであったし、以蔵本人を現す下段の剣は恐らくこの世の剣客全てが脅威とみなす程であるだろう。他にも優男だが独特の居合を得意とする河上源斎なる人物もまた忘れてはならない。この河上に至っては時代は戊辰の戦であるというのにまだ存命しておる。あまりに強くあまりに人を斬った事から幕府の中では要注意人物として危険視されているが噂では河上本人は虫も殺さぬような気性の穏やかな人物らしい。奇兵隊出身であるとの噂も聞こえて来る。
幕末期というのは恐らく戦国時代よりも個の力量が際立つ。
戦国時代の強さというのは如何に兵を率いて勝ち進んだかであり、個人の剣腕が評価される事は殆ど無い。千を超す兵同士のぶつかりの中で活躍した武将は剣腕というより采配を認められて世に名を示した者が殆どだ。
だからこそ。
だからこそ、幕末の英傑には嘘が無い。
『最後の武士』とまで称されるあの山岡鉄舟であってもやはり幕末期に活躍をしておるし、あまり褒めたくはないが同門で商人として生きる事を決めた坂本竜馬でさえその剣腕には眼を見張るものが在った。
その剣を頼りに生きる時代が天下泰平の世が当たり前になった時代であったというのもなんとも皮肉な話である。皮肉といえばこの国にペリーが来た事それ自体が皮肉なのだが。
日米通商和平といえば聞こえは良いが。
結局、この国を属国にしたい魂胆は見え見えだ。
そして見え見えだったからこそ歯牙を抜かれたと思っていた武士が立ち上がり終わった筈の乱世が再度始まったのだから。
ペリー、今頃やっちまったと頭を抱えておるかもしれぬ。
しかし幕末期の主な舞台は京であってもそれ以外の場では何も動いていなかったとするにはまだ早い。浦賀湾で頭を抱えるペリーもいれば、長州でどうするかと頭を悩ませておる桂も居たし、薩摩でどうするかと頭を悩ませておった西郷も居た筈だ。
幕末とは京だけに非ず。
寧ろ、時代が変わる事に注視する事こそ必要ならば。
歴史家は歴史の彼方に忘れられた一人の侍の事を忘れてはならなかっただろう。
佐幕には新撰組が居た。
討幕には人斬りが居た。
しかし誰が想像出来ただろうか?
日本各地を漫遊し、多くを学ぶ為に世界にまで旅立った侍が居たなどと。
この時代の誰が想像し得ただろうか?
その侍が歴史の表に現れ光に照らされたのは鳥羽伏見の戦いが初めだと言われている。
否。
それでは細を穿って説明したとは言い難い。より詳細を語るならば、鳥羽伏見で佐幕側が撤退を開始するその撤退戦から登場したと言わなくてはならぬ。
その者、恵まれた体格に北辰一刀流の剛剣を振るい討幕の士を悉くに討ち取り。
その者、異端中の異端である蘭学の医術を用いて死する兵の命を救い。
その者、刀だけでなく竹を用いた槍術にも秀で。
その者、名乗り合っての一騎討ちだけでなく闇夜に忍ぶ暗殺術に長け。
その者、敵味方を問わず若い者の命を慈しみ戦の場から遠ざけ。
その者、戦闘行為そのものに価値を見出さず。
その者、戦いに興じる下賤の輩には容赦なく死を与えた。
故にその者。
人ではなく、鬼と呼ばれておった。
会津松平家の援軍が到着したのは他の藩の援軍よりも遅く、それが後に会津藩への攻撃材料となった事は言うまでもないが。不思議と会津を悪く言う佐幕の者は居なかったと言われている。
それどころか会津の侍は石頭であると馴れ合い弛緩した空気を纏わせ会津を労った。
大勢の決した鳥羽伏見の戦いは完全に殲滅戦の様相であり、高い山に囲まれた盆地であるという地の利はゲリラ戦を得意とする討幕派の維新志士に上手く働いたのだ。殿軍が撤退する際にも幾度となく山に潜んだ伏兵による襲撃で兵を徒に失い、その戦の様は僧兵を残らず刈り取る信長公のあの戦にも通ずるものが在ったとまで言われている。
しかし、その鬼。
刀だけでなく、己が肉体の全て。
指の爪は勿論、歯までを用いて戦うその鬼。
敵に噛み付き千切った耳を口にしたままで嗤うその鬼。
単身敵軍に向かい、鉄塊の様な分厚い刀と疲れを知らぬ無尽蔵の体力で敵兵を薙ぎ倒し。
終ぞ、討たれる事は無かったと。
そう、言い伝わっている。
当然、討幕の人間にとってそんな侍は懸賞金が懸けられて当然の首級。
いつか、誰かが言った。
『会津の鬼黒田』と。
いつか、重ねて誰かが言った。
『会津の鬼黒田は異国の姫君を攫い娶った』と。
いつか、連ねて誰かが言った。
『会津の鬼黒田はヒトが産み落とした存在でなく星が産んだのだ』と。
当人からしたらそんな根も葉もない噂は豪い迷惑であった。
称える言葉も過ぎれば暴力と変わらぬ。
好き勝手に噂してハードルばかり上げおって。
そんな事言われるから、同窓会行けなくなっちゃうんでしょ!
そんな事言われるから、大事な友達だけ減っていくんでしょ!
そんな事言われるから、結果出して当たり前みたいになっちゃうんでしょ!
そう、長船は思っておった。
商店街を歩む長船の両隣にはいつの間にか合流した義姉と部下がおる。
楓の恰好は全身を迷彩色に染めた分厚そうな生地で編まれた洋装であり。
義姉の恰好は露出度が多いクノイチの戦装束であった。
義姉にだけ、すぐさま着替えて来いと言いたかったが。
それも叶わぬ。
だってもう目の前に維新志士いんだから。
こう、妙齢の女性は肌を出すのを控えて貰いたいのだが…。
クノイチだからって、太もも出したりお腹出したりしなくて良いじゃん。
維新志士のリーゼントより義姉の恰好に脅える長船。
_透き通るような白い肌にムチムチ具合は見ていて嬉しかったが。
商店街を歩く者は三人しかおらぬ。
だからすぐに取り囲まれたのだ。
リーゼント。
長ランにボンタン。
雪駄にグラサン。
長ランの裏地は当然のように真っ赤っ赤。
昭和の不良でもこんな分かりやすい不良はおらぬ。
漫画にしか出て来ぬ。
時代は明治になったばかりだというのに。
いきなり昭和の不良がまるで修学旅行にでも来たかのような勢いで島を埋め尽くしておる。
頭が痛くなる長船。
味方も味方で変だが。
敵は敵でバカだ。
昔、維新志士ってもうちょっと侍然とした恰好だったろうに。
囲まれて最初に事の葉を紡いだのは怖いもの知らずの楓である。
これはある意味では順当だと言えただろう。
義姉は既に種子島と五右衛門が封鎖区画に向かった事を知っていたから少しでも時間稼ぎと考え対峙の時間を長くしたいと思っておるだろうし、長船は長船で洋装で坊主頭であるからバレていないだけで『会津の鬼黒田』本人なのだ。
おいそれと喋るわけにもいかぬ。
「お主等、此処を中立の島。四畳だと知って詰めかけたのか?この島には維新も攘夷も無い。自由民権を叫びたいのであれば東京に行けば良かろう」
「我等は高杉先生の遺志を継ぎ、武器を取りし民!会津よりこの島に入りし士、鬼黒田にお目通り願おう!」
楓に隠れて小声で会話する義姉と長船。
「…黒田さん。呼ばれてるよ?」
「…知らんぷりです義姉上。俺にはあんな友達いないっすもん」
「…不良ってカテゴリーじゃ黒田さんも似たようなモンだけど。黒田さんの場合は喧嘩とか駄弁りとかしてる不良というか不真面目の権化だからチョイ悪オヤジだけどね」
「…え、それ酷くないっすか」
「…つーか、『鬼黒田』って何の事なのさ?」
「…俺、昔、暴れまくっていましたからね。その時の通称というか蔑称というか」
「…黒田さんムチャクチャ弱そうだけどね。口だけ悪くて実は何にも出来ない無能ってキャラがお似合いだよ。『鬼黒田』っていうか『ノミ黒田』が良いよ、改名しなって」
「…え、それさっきより傷付くんですけど」
「…それとハゲ。胸見過ぎだぞ」
「…んな格好しておいて見るなってのがムチャです」
若い楓の後ろでコソコソするお兄さんとお姉さん。
否。
一人はお兄さんというかオヤジだ。
その若い楓だけが真面目に対峙しておる。
「ならばお主等、奇兵隊か。私も生れは百姓。しかし一度武器を手にしたならば武士の誉れたる矜恃を心に持つこそ肝要であろう。このような島に大勢で押しかけるなど、侍を名乗る者のする事ではない。探し物があるならば島に迷惑にならぬようにとするのが士道に沿ったやり方だと思うが?」
「高杉先生の無念を晴らすべく参上仕った!我等、島に来たるワケは弔いの戦の為!烏合の衆だと侮るな!我等、既に腐敗しきった侍など足元にも及ばぬ程の修練を積んでおる!」
それを聞いて小首を傾げる長船。
義姉も同じく首を傾げて何やら考えておる。
露出が多い恰好でそんな可愛い仕草をするので萌える長船。
義姉、萌えポイント五ゲット。
「…あれ?高杉晋作って結核で死んだんじゃねえのか?」
「…なんか、黒田さんが仇って事になってるみたいだよ?」
「…冗談じゃねえ。やってもいない事にまで責任取れるか」
「…本当に黒田さんがやっていないのかい?」
「…飲んだ事がある維新の有名人って結構いますけど。ああ、それと血気盛んで暴れん坊だった頃の大久保にも会ってたっけか。でもそれも維新が始まる前の話ですからね」
坂本を除けば妻との旅行中に出逢ったのだ。特に西郷からは美味しいサツマイモまでお土産に頂いてしまった。ムチャクチャ頭の良い、それでいて高潔な御方だった。
黒田夫妻はその高潔な人物が連れている犬を貰おうとしたんだけど。その西郷さん、「犬はダメですが。でもワザワザ会津からいらしてくれたのですから代わりに薩摩の芋を手土産にして下され。あ、あんま桜島に近付いちゃダメな?噴石飛んでくっから」などと言っておった。
優しく大きな御方であった。怪我が原因で運動は出来ないとされているが、彼こそが『優しくて力持ち』の薩摩隼人を体現したかのような人物だと長船は思っていた。
高杉は知らん。
会った事も無いし、切り結んだ事も無い。
「…俺のせい俺のせいって。都合の悪い事を俺に押し付けてんじゃねえか?」
「…彼等の親類を殺したとか自殺に追い込んだとかは無いのかい?」
無い。
奇兵隊と戦った事は無い。
そしてそれをいえば長船こそ弔いの戦をするべき人物である。
ヒトを辞めていた時、ヒトに戻してくれた大切な人を失っておる。
戦の中の話であり戦の時代に人を恨む理由などは探そうとすれば幾らでも見つかるものである事は長船自身が一番よく理解している。多くの命を奪いそれが大義に必要であった犠牲であると背負うべき業を背負わぬような卑怯者ではないからこそ、そうした卑怯者を許す事が出来ぬ。
戦で人を殺すのは仕方ない。
ならば戦で人を自殺させるのは本当に仕方ないのか?
それは死ぬまで追い込む行為の何よりの証明ではないのか。
戦では自分の身を守る為に勢い余って殺してしまう事もあるだろう。
しかし、自分の身を守る為に勢い余って自殺させるという事は絶対に無いと言い切れる。
人を自殺に追い込むのは狩りを楽しむ残虐性が必要不可欠だ。
ならばその残虐性は誰が裁く?
社会とは弱者を何処までも虐げる搾取装置でしかない。
奉行所とは多くを持つ者の味方であり死んだ者の叫びより賄賂に耳を傾ける。
守るべき規範はいつでも都合の良いように作り変えられる。
戦で死んだ者は全てが戦死扱い。
それが自殺であっても。
勝者に与えられるのは権利であるが略奪の容認ではない。この世界が勝者が総取りするのだという方程式を認めれば、それは敗者の隷属を世界が許容するに等しい。
国を変えたいのか。
国を従えたいのか。
彼等の言い分はあまりにも幼稚で自分勝手だ。
奪われた事だけを叫び、奪った事に目を背ける卑怯者。
まあ、それを民と呼び。
まあ、それを許されないのが侍なのだが。
「お主等。高杉晋作の仇討ちを目的として島に来たと申すか。この島は非武装中立を原則とする何処にも属さぬ小さな島。仇討ちがしたければ島の他所でやれ。その鬼黒田なる人物が如何なる悪逆非道の人物なのか分からぬが、この島に本土の戦を持ち込むのであれば此方も相応の歓迎の作法があるが?」
リーゼントは声を揃えて言う。
「腐りきった日ノ本を変えるには今一度関ヶ原を行うしかないのだと何故解らん!」
「黒船が来航してもこの国が如何に世界に後れているのかを解らぬのか!」
「先生は百姓にも侍に成り代わり世を乱す者を討つ資格ありと我等に道を示して下された!」
高杉晋作の辞世の句は『面白き 事も無き世を 面白く』だったか。
全然面白くねえ。
少なくとも奇兵隊は一度武を持ってしまったが故に後戻りする事は出来ぬ。
坂本の言う平等な社会がこれか?
奇兵隊。
それは確かに士農工商制度を超えた私設部隊であっただろう。
確かに隊の中では平等だったのかもしれぬ。
しかし。
しかしだ。
これは違う。
平等に幸せになる権利を有する組織ではなく。
平等に武器を取る事が許される組織でしかない。
彼等は武家社会に今まで言いたい事を我慢しなくてはならなかった溜まりに溜まった鬱憤を武器を取る事で大方解消してしまっている。武器を取る事それ自体に満足し、武器を何の為に振るうかの先がまるで見えていない。奇兵隊として戦う事だけで彼等の『民にも国を憂う気持ちはある事を知って欲しい』という目的は成就されてしまっている。
高杉の仇討ちなんぞ、こじ付けだろう。
彼等はただ暴れる事が出来て嬉しいだけだ。
奇兵隊などと銘打っておきながらこれだ。
百姓一揆と本質は何も変わっておらぬ。
喧々囂々とする言い合いの中、とても乾いた失笑が睨み合うその場に響く。
それが義姉のものだと気付くのに数瞬程も時間は必要なかった。
本当に心の底から見下していると誰が見ても解る様な侮蔑の視線を送り、義姉は奇兵隊を舐めるように視線を送った。すぐ傍の海が運ぶ風が義姉の髪を揺らす。それは怒気を含んだ義姉の姿をより威圧的に見せる事に成功した。
「世を乱す者討つ資格あり?国を戦場にする関ヶ原の再現?バカだねアンタ等。今、この島の安寧を乱しているのは誰だい?アンタ等だろ?日ノ本を東西に分ける戦をしたところで島は日本海にポツンと浮かぶ独立した金の産地でしかないんだよ?それにアンタ等、結局自分達が背負わなくちゃならないモンを高杉晋作に背負わせてるだけじゃあないか」
太ももまで丸出しの女忍者が言う。
普段の怠惰で事なかれ主義の姿は微塵も感じられない。
「アンタ等の家族を殺されてるってんならその鬼黒田だかノミ黒田だかを差し出す事も考えるけどね。アンタ等の精神的支柱を失ったってだけじゃゴミ黒田を渡すわけにはいかないね。何故ならそれはアンタ等が暴れる事が出来る理由を失ったってだけじゃないか」
ノミ黒田からゴミ黒田にクラスチェンジを果たした長船。
「侍の気概を持ち得た奇兵隊なら戦う理由を病人独りに押し付けてんじゃないよ。人を殺す事も人に殺される事も全部自分の背中に背負いこむのが侍だろ。それを黙って聞いてりゃ高杉先生だのホモ黒田だの、ケツ持ちが居なけりゃ暴れる事も出来ないのかい!」
断じて男色家ではない。
妻一筋だ。
しかし、維新志士はリーゼントを揺らして義姉に憤然とした態度で居直る。
いかん。
あれは女に論破された事に対して怒りを感じておる。
それは先程までの聞こえの良い用意したかのような理由よりも本能に訴えかけるものだ。
義姉は義姉で腰に両手を当てて仁王立ちをしておるし。
喧嘩っ早いのは妻同様、どうやら山本家の血筋らしい。
前方に三人。
ガタイの良いのが並んだところで睨みつける様は少しも臆していない。
「…女。そのような半裸で随分と勇ましく吠えるではないか」
長船は場の空気が変わった事を知り、黒銃の安全装置を外した。
しかし、それは少しばかり対応が遅かったと言わざるを得ないだろう。
前方に並んだ三人ではない、更にその後ろに隠れるようにしていた者が。
槍の穂先とは真逆。
柄尻、石突きと呼ばれる部位で義姉の頭部を強かに殴りつけたのだから。
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