第34話 ハヤトとアトランタ
僕らは時空を越ていた。
第一部隊ルーク、ブラム。追撃の目、イグ星。アルファ星のはじまりの力の星。ベリスの善の心の星。力のデルタ星の4星が時空移動。
第二部隊はゴーカイ星タカ、地球での僕の兄貴と元僕のフィアンセのシズクだ。偽りを見通すクリスタル星。他をうたがわないフラスト星のダイ王。
そして最後は僕が率いる4星。光を操るヒュース星。鉱物を操るジャラ星、人格操作のキャラ星。そして僕らエーテル星だ。
うまく分かれた。
先頭部隊はルークだ。今はアカネ奪還で頭の中はいっぱいなはずだ。
今はルークを信じよう。
ルークは僕の分身だ。
僕は僕を信じる。
僕はブラムに脳内伝言。ブラムも僕の分身だ。
『頼む僕の僕』思わず口に出してしまった。
正直変な感じだ。
シズクが僕に「ノボル、ほんとタカって大人よね。」
「そうだな。ゴーカイ星人。」
シズクが「どの星も能力は違うけど、精神的な年齢、思考は個人で違う。それは地球でも、この宇宙的でも同じよね。すべては個人の才能能力によってちがう。
それに既に数多くの宇宙人が地球で普通に生活している。」
僕があの時もう少しだけ手を伸ばしていれば。
「ポン。」僕の肩をハヤトが叩く。「気にするな、ノボル。」
僕は驚いた。地球人のノボルが僕の脳内に侵入会話して来た。
「ハヤト、どうしての僕の脳内に侵入することができたんだ。今の地球人にはできない能力だ。」
「それは僕が過去の時空から来た地球人だからさ。」
「大昔、アトランタは地球にあった。その生き残りが僕さ。」
シズクが割りこみ「ハヤト、なんで今ごろ話すの?」
「なんとなくさ。それに僕自身がアトランタ人だなんて、僕も知ったばがりさ。」
「えっ?どういうことと?」
「簡単に言うと僕とアカネは過去のアトランタ人さ。もちろんアカネは知らない。今は連れさわれているしね。ここに来る前に地球上時間9000年前のアトランタに行ったよね。
あの時のパン売りの少年が『君とアカネはアトランタ人だね。なんでここにいるの?』と僕に話かけて来たんだ。しかし、今は。と記憶を消され今に至る。」
ハヤトが続ける。「アトランタ人は宇宙と交易をしていた唯一の地球人さ。
こうしてエーテル星人のノボルとは出会うべきであった感じだ。」
「そうなのか。アカネを早く奪還しなくてはいけない。」
アトランタ人としての名誉のためにも。
「どうやら、敵の本拠地ブラックホールに僕らは、着いたようだ。」
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