第8話

私は漫画や小説、アニメが好きだ。しかしほとんど恋愛モノを読んだり観たりしない。読んだり観たりしても何一つピンとこないからだ。


私は物心ついた頃から今まで『恋愛感情』が分からない。私の頭の中では単に「好き」「嫌い」でしか判断しない。つまり「生理的に受け付けるか、受け付けないか」である。


一応美醜の好き嫌いもあるし「可愛いな、綺麗だな」という感覚はある。でも基本的には単純に「好き嫌い」しかない。


そもそも彼氏彼女が欲しい、結婚したい、子供が欲しいという欲求が全く無い方々もいらっしゃるだろう。それなのに世間では結婚しろ、子供を産めとうるさい。まったくもって大きなお世話でほっといて欲しい。


結婚、出産は他人から言われてするものではない。本人の願望である。しかし世間は何かと強要してくる。性欲さえ無いのに結婚、出産まで強要されるのか!?とウンザリである。


確かに世の中少子高齢化である。それを解消する為に何かと他人がお節介や余計な事をする。


少子高齢化を解消する為に結婚、出産を強要するのは止めていただきたい。そういうのは本人達の意思を尊重するべきなのではないだろうか?


他人から強要されて結婚、出産しても多分ロクな事は無いだろうと私は思う。結婚、出産したら終わりでは無いのだ。その先相手と子供達との生活がある。自分が望んだのならどんな困難だろうが悩みだろうがやっていけるような気がする。しかし他人から強要されてした結婚、出産は果たしてどうだろうか?


少子高齢化は大変由々しき問題である。その為国の政府が少しでも結婚率、出産率を高めようと色々と策を練っている。それらについては何も言うまい。


しかし私個人としては結婚、出産していなくても充分今幸せである。そもそも結婚、出産する気がない。それでも他所様はほっといてくれず強要してくる。結婚、出産しないとそんなにいけないのかと最近特にウンザリしている。


結婚、出産以前の問題である恋愛感情が分からないのに理解できないのにそれどころじゃないのである。













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