第107話 俺の趣味の一つ



「…………っ」

「なんだ? その目は。ここ一帯を仕切っているこの俺様に向かってそんな態度を取って良いとでも思っいたのか知らないが、躾のなっていないバカには言って聞かせたところで言葉を理解できないのだから殴っただけだろう? それとも何か? もう一度この俺に殴られたいのか?」


 しかしこの女は二度殴っても俺に対して無礼な態度を崩す事もなく尚も睨みつけてくるではないか。


「自分の思い通りにいかなければ暴力で解決しようとするとか……最低だし、それだけ頭が悪いんだって言っているようなものだという事も理解できない知能の低さだから直ぐに手がでるって事すら気付けないだなんて……可哀そうな人なのね。それにいくら偉そうな態度を取って貴族の真似事をしたところでアンタは貴族にはなれないし平民のままよっ!! 同じ平民なのに何であんたみたいなバカに見下されないといけないのよっ!! そもそも私は初めからここの領主であるクヴィスト家に許可を頂いているっていっているでしょうっ!! 言って聞かせたところで言葉を理解できないのは私達ではなくてアンタじゃないっ!! 馬鹿なのかしらっ!?」

「お前、この俺様をついに怒らせたな? 黙って聞いてれば偉そうにしやがって。同じ平民? 寝言は寝て言えや。俺は金と地位で得た権力があんだよ。 オイ、お前達。この女を連れて行け。暴れるようならば殴ってでも連れてこい」


 流石にここまでコケにされたら、周りにいる他の場所代を払わせている奴らにまで舐められてしまう可能性もある為このまま黙って置くわけにもいかないと判断した俺はこの女を連れて帰る事に決めた為、ボディーガードも兼ねて連れて来ていた者達に、いつものように命令する。


 それに、コイツはよくよく見ればプロポーションも良く、顔も美人で俺好みではないか。


 舐めた態度を取っていた時は憎たらしさで気付けなかったのだが、逆にこういう女を力でねじ伏せて分からせてやるというのも、俺の趣味の一つである。


 そう思うと、これからコイツに分からせられる事を想像して下半身が熱くなってくる。


「ちょっと何するのよっ!? こんな事をいしてただで済むと思っているのかしらっ!? クヴィスト家に、カイザル様へ言いつけるわよっ!!」

「おぉ怖い怖い。でもな、お前がタダで済まないラインを先に超えたんだよ。黙って場所代を払っていれば乱暴な手段なんかせずに俺の愛人にしてやったかもしれないのにな。それに、お前みたいな女がクヴィスト家に助けを請うたところで貴族連中が相手にする訳がないだろうがっ!! 馬鹿がよっ!!」


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 ここまで読んで頂きありがとうございますっ!!(*'▽')ノ


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四章始まったのでご褒美くださいっ!!(土下座


|ू・ω・` )チラ

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