低能令息と陰口を言われている俺は前世の記憶を思い出したけど、悪評を今から覆すのも面倒くさいし前世で使えた能力が使えるようなので通販大手〇マゾンストアなどを駆使して取り敢えずスローライフでも目指しますか
第76話 秘密組織・影の薔薇《シャドウ・ローズ》
第76話 秘密組織・影の薔薇《シャドウ・ローズ》
私と同じ女性であれば猶更、このような者に負ける訳にはいかない。
「あら、威勢のいいのは好きよ。でも吠える相手を見極めないと死んでしまうから気を付けないとね。 ちなみに私たちの組織は、秘密組織・
「……なぜそのような事を私に話す? 裏組織であればどんな小さな情報であろうとも隠すのが普通ではないのか?」
「あら? 貴女はベラベラと他人に話すような人なのかしら?」
「…………っ」
「ふふ、からかってしまってごめんなさいね。でもそうね、私は私たちのご主人様が一生影の存在で終わる事を良しとしていないのよ。だからこそみんなで話し合った結果『裏組織の名前くらいは表の世界に広がるように』と思い作られたのがこの組織よ。あぁ、本当ならば今すぐにでも表のご主人様を崇め奉る宗教を作り、帝国民全てをその宗教に入信させたいくらいだわぁっ!! ……でも、それは私たちのご主人様が望んでいる世界ではないの……でもそんなところもステキ……っ!!」
そしてヘプタと名乗った彼女はどうやら『シャドウ・ローズ』と名乗る裏組織に所属しており、その組織の中で七番目であるらしい。
その序列がどうやって決まるのかは分からないのだが、ここで出すという事は強さである可能性は高いだろう。
であればわたしは尚の事こんなところで負ける訳にはいかない。組織で七番目の者に負けるようなレベルならば兄の仇など夢のまた夢であろう。
その、シャドウ・ローズという組織
「そろそろ良いか?」
「あら、ごめんなさいね。ご主人様の事となるとつい我を忘れてしまうわね……」
「いや、かまわない。ではそちらにだけ名乗らせると言うのは騎士道に反するので、名乗られたのであればこちらもまずは名乗らせてもらおう。私はアイーダ・ウジエッリでありウジエッリ家の後継者である……っ」
「わわざわざ名乗るだなんて、律儀なのね」
「それを言うと名乗る理由は違えどお前たちも同じだろう?」
「それもそうね。では、お互いに名乗った事ですし始めましょうか。先手はあげるわ。どこからでもかかってらっしゃい」
「……舐めていると痛い目を見るぞ?」
そして互いに名乗り終えたのだが、ヘプタは微動だにせず『先に攻撃してきてもいい』などと言ってくるではないか。
────────────────────────────────────────
ギリシャ語でπρώτη δεκάδα(十傑またはトップテン)ですが、正しい読み方が分からないのでとりあえずプロティ・デカーダにしてます。間違っておりましたら正しい読み方を教えていただけると嬉しいです(*'▽')ノ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます