第5話「新年度!!!!」

新年度を迎え

2人とも学年が上がった。

愛姫は大学2年生

友姫は高校3年生

友姫にとっては高校最後の学年となった。


「これから頑張ってみるね」と、愛姫は、友姫に言った。

「ちゃんと行ってよね?」と友姫からは言われてたらしい。


しかし、これまでの差が開いてるものを、どれだけ埋められるのだろうと。

愛姫には漠然とした不安はあった。

埋めれなかったら、また、幸せなものを壊されるかもしれない。

そう考えて足がすくんで。

でも行かなきゃと。

どれだけ頑張っても。

自分に自信はないし。

どこまで行っても。

自分なんてと思ってしまう。

だから余計に不安だった。


友姫は、友姫で卒業のための最後の行事のものが立て込み始めて、少しメンタルが疲弊して、それでも、元気を振る舞うために自己暗示をかけてとしていた。


2人ともどこかで考えていたのだろう。

「愛姫(友姫)がいてくれたら。」

と。


その頃にはもはや、お互いが近くにいないと、お互いが一緒にいないと。

苦しくなるだけだから。

一緒にいたい。と。


新年度始まって早々なのに、大丈夫なのか。


気がついたら。


「愛姫(友姫)と一緒じゃなきゃ嫌。」


そればかり考えしまうのだった。

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