第3話「クリスマスと、年末年始と。」

あれから月日が経ち、街も冬のムードに変わる頃。

友姫から言われた

「クリスマス一緒に過ごしたいんだけど...」

あまりに突然のことだった。

でも、その時期は、友姫は忙しいから無理をして欲しくなく愛姫は、

「ほんとに過ごせたらそれはいいけどさ、、、」

と、吐露した。

でも2人の思ってることはたった一つ。

「その時期は、一日でもいいから、一緒に過ごしたいんだよね。」

気がついた時にはお互いに予定を合わせていた。


そして、二人でクリスマスムードのイルミネーションの街へ繰り出して、めいいっぱい、2人きりの時間を過ごした。


クリスマスマーケットに行ったり。

スケートを滑ったり。

自撮りもしたり。

動画も撮ったり。

今どきカップルがするよねということは気がついたらしていた。


どうしてだろう。

ここまで合わせてまで、二人で行きたいと、2人きりで過ごしたいと。

それだけ、愛しているからが正解なのかもしれない。

でも、愛姫は過去に様々な人に裏切られてきてることもあり、またいつか、裏切られるんかなとか。

そんなこと考えてしまうのも現実。


それでも、この人なら。

友姫なら。

信じられるとどこかで思ってしたのかもしれない。

友姫になら、全部委ねてみてもいいのかもしれない。


何となく、そう感じたんだろう。


愛姫にとって、ここまで愛して幸せだと、嬉しいと、寂しくないと思わせてくれる人は過去にも現在にも友姫しかいなかったのだから。


その後年末年始。

友姫は病気にかかってしまって、会えないだけじゃなく、隔離になってしまったこともあり、愛姫は尚更心配をした。

ご飯はは食べれているのか〜とか。

色々と。

お母さんもかかってしまったと聞いて、少しでも、なにか元気になって欲しいと思い、私の夜ご飯決めてなど、気がついたら、友姫のために。って考えてしまっていた。


愛姫は愛姫で、急遽年上の社会人の友人と過ごすことが決まったので、そのための準備を頑張ったりと色々あったにしても、頑張っていた。


だが。。

いざ、その人と過ごすと思ってしまったことがあり、結果的にモヤモヤすることになった。

「友姫と過ごせないなんて、何となく嫌だし、少しくらい話したかった。」と。

それだけ、気がついた時には、友姫が大切で、友姫と居ないと、ダメになってた。

愛姫はそんな自分がダメだなと、思ったが、必要なことに変わりはなかったのだ。


それが、1年目の、クリスマスと年末年始の、お話だったのでした。


[筆者あとがき]

更新止まっててすみません!!!

リアルで引越ししたりとかしていて中々あげれませんでした、、、!

これからも亀さん投稿かもしれませんが気長に見て貰えると幸いです!!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る